そんなランボルギーニで現在CEOを務めているのが、2008年から2014年までフェラーリF1チームの代表を務めきたステファノ・ドメニカリである。2014年にアウディ傘下のクワトロGmbHへと移籍したドメニカリは2016年に現職に就いたばかり。とはいえ、GT3を頂点とするモータースポーツ活動は、かつてフェラーリF1の采配を振るっていた人物にとって物足りなく映ったとしても不思議ではない。

 そこで2017年1月にスペイン・バレンシアで行われたランボルギーニ・アヴェンタドールSの試乗会場にて、ドメニカリにランボルギーニの将来的なモータースポーツ計画について訊ねることにした。

「今後2年間に関していえば、現在行っている活動の大枠を変更するつもりはありません。言い換えれば、これまで取り組んできたカテゴリーに注力し、その存在をより強固なものとするつもりです。その一方で、私たちがモータースポーツ関係者から注目されているのも事実です。こうした状況を現状のままに留めておくつもりはありません」

「それほど皆さんをお待たせすることなく、私たちが新しいレーシングカーの開発に取りかかることを発表できるはずです。ただし、基本となるのはGTレースなので、カテゴリーとしては(LM)GTEとなるのが自然の流れでしょう。ただし、これには大きな変化が伴います。なぜなら、これまで私たちの活動はあくまでもカスタマーチームにレーシングカーを供給することであり、ワークスチームとして参戦したことはなかったからです。いずれにせよ、こうした計画が実施されるのは2019年以降となるでしょう」

 これだけでも大ニュースだが、ドメニカリはさらに驚くべき野望を打ち明けてくれた。「いま申し上げたとおり、私たちは当面GTレースに留まるつもりですが、その後に関してはさまざまな可能性が考えられます。現時点では何も決まっていないものの、F1参戦を検討することも考えられるでしょう。ただし、いま私たちがしなければいけないのは、自分たちの基盤をより強固にすることで、そのためにはあまり大風呂敷を広げないことが大切です。イタリアにはこんなことわざがあります。『自分の足よりも長い一歩を踏み出してはいけない』 繰り返しになりますが、将来のことは誰にもわからないのです」

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