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投稿日: 2017.05.04 23:50
更新日: 2017.05.29 12:02

ポルシェカレラカップ・ジャパン2017 第4戦富士 決勝レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップ・ジャパン2017 第4戦富士 決勝レポート

プレスインフォメーション 2017年5月04日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 ─ 第4戦(富士)決勝レポート

 小山町. 静岡. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ第4戦、『モービル1チャレンジ』の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2017年5月4日(祝)に開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19度/路面温度:31度(スタート時)

 PCCJ第4戦はポルシェ カレラカップシリーズのグローバルパートナーであるモービル1が冠タイトルとなり『モービル1チャレンジ』として開催された。スターティンググリッドは、前日の3日(水・祝)に行われた予選で記録されたセカンドタイム順で決まるが、第3戦決勝レースでのアクシデントにより若干の変動が生じた。

 予選7番手の#Go MAXと11番手の#98 IKARIは車両変更により最後尾グリッドからの出走となり、3番手の#89 三笠雄一、15番手の#8 星野辰也、17番手の#77 浜崎大の3台はマシン修復が間に合わずリタイヤ届を提出。空いたグリッドはそれぞれ後方から繰り上げとなった。

 その結果、17台で競われることとなった第4戦『モービル1チャレンジ』のポールポジションは第3戦と同じく、#23のリザーブドライバーでポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)に今年から参戦中のフィリップ・ハンプレヒト。2番グリッドはジェントルマンクラストップとなる#9武井真司、3番グリッドはPCCJスカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太、4番グリッドは#7星野敏と続く。

 第4戦決勝当日は、青空が広がり初夏の陽気となる。午前11時からのフォーメーションラップを経てレースがスタート。ポールポジションの#23ハンプレヒトと3番手スタートの#17 上村が好スタートを切る。1コーナーを過ぎて一時#17 上村がトップに立つもAコーナーでブレーキングのミスからタイヤをロックさせコース外へ飛び出してしまう。

フィリップ・ハンプレヒト
フィリップ・ハンプレヒト

「飛び出したことでハンプレヒトに抜き返され、ヘアピンでもフラットスポットによりマシンの挙動が乱れて武井選手に抜かれてしまいました」と語る#17 上村は、その後は前の2台を追いかけるも差を詰めることができず3位に終わる。

上村優太
上村優太

 スタート直後のトップ争いを制した#23ハンプレヒトは、その後ペースをアップして2番手の#9 武井との差を広げていく。

「2番手を走行していた武井選手がとても速いドライバーなので、スリップストリームに入られないように飛ばしていきました。それで一定のマージンを築いた後は、ミスを犯さないように細心の注意を払いました。2連勝を飾れて嬉しいです」と2戦連続のポール・トゥ・ウインを成し遂げた#23ハンプレヒトは富士でのレースを振り返った。

 #17上村から少し距離を置いて#7 星野と#36のリザーブドライバーとして出場したヤン・ボーがレース序盤に4番手争いを展開。#7 星野は「ヤン選手とバトルを展開でき楽しいレースでした。それを制して4位となりましたが、次こそはもっと上を目指していきたいですね」と次戦での巻き返しを誓う。

 そしてジェントルマンクラスを制したのは、総合でも2位表彰台を獲得した#9 武井。これで、開幕戦からの4連勝を達成した#9武井は「スタートで失敗して一度順位を落としてしまいましたが、すぐに2番手を取り戻すことに成功しました。その後、トップを追いかけたのですがペースが速かったため、無理をせずゴールを目指すことにしました」と振り返る。

 2位表彰台は16番手グリッドスタートの#24 Go MAXで、今季初表彰台を獲得した。「とても嬉しいですね。昨日のアクシデントがありましたから、メカニックやチームスタッフの努力に報いることができました。感謝しています」と語る。

 3位となった#98 IKARIは最後尾グリッドとなる17番手スタートから表彰台を獲得し、「とにかく前だけを見て、一つでもポジションをアップしていくことに集中して走りました。その結果、3位表彰台を獲得できました」と昨年最終戦以来となる表彰台に昇り、喜びの表情を見せた。#2 田島剛と#47 TAD JUN JUNのバトルは#2 田島に軍配が上がり、4位が#2 田島、5位が#47 TAD JUN JUNとなる。

 以下、6位#6 MASANORI YONEKURA、7位#66 ブライアン リー、8位#32 永井秀貴という結果に。

 PCCJ第5戦・第6戦は6月3日(土)、4日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「ザ・ワンメイク祭り 2017 富士」において行われる。この大会は、「ポルシェ エクスペリエンスデイ2017」として、PCCJとポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)のシリーズ戦および両シリーズ混走のエキシビジョンレースが開催される他、スペシャルゲストのジャッキー・イクスによるポルシェ ミュージアム所蔵のポルシェ956、936のデモランなども実施される予定です。


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