日曜日の午後に行われた決勝レースは、初夏のような強い日差しが時おり見られ、気温も路面温度も高くなっていた。

 地元勢の期待を受けた田中雅裕選手がスタートをミス、7位にまで順位を落してしまった。それ以外のドライバーは予選順位通りの並びで、レースが始まった。

 先頭グループは小野田貴俊選手、神谷裕幸選手、菱井將文選手の3台で、少し遅れて#310大島大輝選手(YH)と橋本洋平選手、#758岩本佳之選手(YH)、そして田中雅裕選手がセカンドグループを形成。

 レースが動いたのは5周目、橋本洋平選手が4位へとポジションを上げ、トップグループを追い上げ始めた。しかしその時、トップグループは極めて接近した形で3台が争っていた。

 7周目、菱井將文選手が神谷裕幸選手に並びかけるものの、オーバーテイクはならなかったが、次の8周目ついに菱井將文選手が2位へとポジションを上げる。その勢いで9周目には一発で小野田貴俊選手を仕留め、トップに立った。

 そこから小野田貴俊選手が追い上げを見せたが、周回遅れの処理に手間取ったこともあり、結果菱井將文選手が今シーズン初勝利、昨年の第7戦十勝以来となる通算2勝目を挙げた。

 ファステストラップを記録した橋本洋平選手は追い上げたものの届かず、4位でレースを終えた。

●コメント

優勝した#771菱井將文選手(ブリヂストン)のコメント

 今回がオートポリスを走るのは初めてだったんですけど、予選はボクとしては上出来だったと思います。

 決勝レースは、なんとか前を走るクルマの隙を見つけて、前へ出られればと思っていたんですが、その通りになりました。

 5周目くらいにはもうどこで抜けるか見えていたんですけど、あまり無理をしてペナルティになってもダメなので、どうしようかと考えていたんです。トップ2台のペースも段々落ちてきていたので、3位から2台抜いてトップに立つことができました。

 ブリヂストンタイヤの方がグリップの落ちがずっと少なかったことが、大きかったですね

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