2021年にST-5クラスチャンピオンに輝き、その後もST-4クラスでロードスターRFによる初優勝など、スーパー耐久シリーズではマツダ・ロードスターのスペシャリストとして名高いOVER DRIVE。2026年シーズンも2クラスにロードスターを投入しているが、今回はST-5Rの65号車『odula TONE 制動屋 ROADSTER』について、武地孝幸代表に聞いた。

■「車検対応でないと意味がない」一般ユーザー目線のマシンづくり

 スーパー耐久シリーズにOVER DRIVEとして参戦しているチームの母体は、武地氏が代表取締役を務めるチューニングショップ『odula(オーデュラ)』。大阪府八尾市にあるショップでは、ロードスターのみならずRX-7、RX-8、デミオ、アテンザ、CXシリーズといったマツダ車全般を取り扱い、各種オリジナルパーツの製作なども手掛ける。

 武地代表は自身もレーシングドライバーとして活躍した経験を持つ。2021年に66号車odula TONE MOTULロードスターがST-5クラスチャンピオンを獲得したときには自らもドライバーとして参戦し、現在はチームを率いる立場に。そんな彼が率いるOVER DRIVEのマシン製作における最大のポイントは、徹底した自社製作による内製と、ユーザーへのフィードバックにある。

「自社でやるとすべてのノウハウが会社に溜まっていきます。その経験をお客さんにそのままフィードバックしているので、喜んでいただけていると思っています」と武地代表。その作業はエンジンやミッションの組み上げ、コンピューターセッティング、ロールバーの溶接といった、クルマづくりのほぼすべてを手掛ける。なかでも武地代表はアフターパーツでレースに参戦することの意義を強調する。

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