トップに返り咲いたY’s distraction GTNET GT-Rの星野が、そのまま逃げ続け、ラストスティントを再び担当した藤波もリードをキープ。チームにとっては2014年から2年連続で制し、昨年もチェッカー間際までトップを走って相性のいい鈴鹿で、久々の優勝を飾ることとなった。

「チームも僕も、鈴鹿ではいつも調子が良くて、絶対に勝ちたいと思っていたので、本当に良かった。今年はここまでトラブルが出まくっていたけど、これから巻き返していきたいと思います」と星野。

 2位は3号車ENDLESS ADVAN GT-Rの YUKE TANIGUCHI/山内英輝/元嶋佑弥組が獲得。スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが7位完走にとどまったため、1ポイント差にまで肉薄することとなった。

31号車Nissoku Porsche 911 GT3 Cup
31号車Nissoku Porsche 911 GT3 Cup

 ST-XクラスのFIA-GT3勢に続く、総合5位はST-1クラスで孤軍奮闘の31号車Nissoku Porsche 911 GT3 Cupを駆る影山正美/小川勝人/富田竜一郎組が獲得。

 そして総合6位にはST-3クラスの62号車DENSO Le Beausset RC350が入った。予選でもトップだったの嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太組は、終盤に繰り広げられた後続の激しいバトルを尻目に、逃げ切りを果たしている。

62号車DENSO Le Beausset RC350
62号車DENSO Le Beausset RC350

「今回、僕が初めてスタートを担当して、38号車(muta Racing TWS IS350)には抜かれてしまったんですが、着いていければ勝つチャンスがあるだろうと。実際、そのとおりになったので、本当に良かったです」と山下。

 この勝利は今季初であるとともに、富士以外で挙げる初めての勝利ともなった。クラス2位は68号車埼玉トヨペットGreenBraveマークXの服部尚貴/脇阪薫一/平沼貴之組が獲得。終盤の脇阪、そしてmuta Racing TWS IS350の阪口良平とのバトルは、このレースのハイライトにもなっていた。

 ST-TCRクラスでは、トップを快走していた45号車LIQUI MOLY RS3 LMSの田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人組に、ラスト20分を切って燃料系のトラブルが発生。緊急ピットインを強いられ、「3戦連続の予選トップも、なかなか勝たしてくれませんね」と田ヶ原は悔しがる。

98号車Modulo CIVIC TCR
98号車Modulo CIVIC TCR

 これで優勝が転がり込んできたのが、Modulo CIVIC TCRの98号車を駆る黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規組だった。

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