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国内レース他 ニュース

投稿日: 2016.05.04 10:43

ポルシェ カレラカップ ジャパン第3戦 決勝

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国内レース他 | ポルシェ カレラカップ ジャパン第3戦 決勝

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第3戦 決勝レポート

小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第3戦 決勝レースを富士スピードウェイ(静岡県)にて、2016年5月3日(火)に開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ

5月3日(火)午後、同日午前中の予選に引き続いてPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)第3ラウンド決勝が行なわれた。路面こそ予選と同じくドライながら、風が冷たくなり始めた16時過ぎ、すべてのドライバーがスリックタイヤを装着したもののニュータイヤ/ユーズドタイヤの割り合いはほぼ半々の様子で、フォーメーションラップでは、20台のマシーンがそれぞれのタイヤの状態に応じてウィービングを行いながらグリッドについた。

スタートから波乱があった。3番手のポジションからスタートした#36坂本佑也がエンジンをストールさせて出遅れただけでなく後方でもスタートミスした車両が複数あったため、6〜15番手の集団がまさしく団子状態になったのだ。ポールシッターの#78近藤翼と#14三笠雄一は無難なスタートを切り、オープニングラップから一騎打ちの体制になったが、後方では集団の中で接触がいくつか発生し、その結果ジェントルマンクラストップの#7星野敏がコースアウトを喫しオープニングラップでレースを終えてしまうことになった。坂本は最初のコントロールラインを通過した時点で7位まで順位を落としながら、7ラップ後には3位までポジションを戻すだけの速さを持っていただけにスタートの失敗が悔やまれる。

注目のオーバーオールでのトップ争いは、1秒以内の差で息付く暇もない緊迫した接近戦を展開していた。三笠が再三近藤へクロスラインの勝負を挑み続けるが、3ラップ目のヘアピンであっけなく順位が入れ替わった。近藤がピットレーンリミッターのスイッチに触ってしまったらしく、三笠は労せずしてトップに立ったのだ。しかし近藤は気落ちすることなくその後も再三再四、三笠の背後を脅かし、最終ラップの1コーナーではアウト側から完全なサイドバイサイドに持ち込み、再逆転かと思われたが、三笠はコカコーラコーナーのイン側ポジションを死守し、PCCJ参戦第3戦にして念願の初優勝を手に入れた。

ジェントルマンクラスでは先に述べたオープニングラップの混乱によって順位に大きな変動があり、予選ポジションを取り戻そうと多くのドライバーがいたるところで手に汗握る接近戦を展開した。ブレーキング競争の結果、接触に至る場面も少なくなかったが、意図的なラフプレーはなく、レース終盤に入った11ラップ目に3台が交錯する多重スピンが発生したものの、全体的にはクリーンなバトルとオーバーテイクが繰り広げられ、オーバーオールクラス/ジェントルマンクラスの区別なくPCCJドライバー全員が高いレベルで向上していることを、今回の混乱したレースが図らずも証明することになった。

最終的にジャンとルマンクラスは#77浜崎大が1位、#24剛覇矢人が2位、#32永井秀貴と、永井以外は前戦岡山国際とは異なるドライバーがポディウムに登壇することになった。

実力伯仲のPCCJ第4戦は、5月4日(水)午前10:50から第4戦が同じ富士スピードウェイで開催されることになっている。

Pos. Car# Driver (Class) Car Name Time
1 14 三笠雄一(O)ガーミンポルシェ 26’01.097
2 78 近藤翼(O)スカイレーシング +0.623
3 36 坂本祐也(O)ミツワオートGT3カップ +13.488
4 77 浜崎大(G)GRacingVentiler +19.703
5 24 剛覇矢人(G)みきゃん スペンダー GT3 +0.397
6 32 永井秀貴(G)ナインレーシング +2.697
7 10 齋藤真紀雄(G)BINGO RACING +3.123
8 99 佐野新世(G)SKAD PORSCHE +0.639
9 51 ポール イップ(G)PACE +1.294
10 98 IKARI GOTO(G)チームトーエイスピリット +0.061
11 9 武井真司(O)BINGO RACING +0.526
12 8 滝澤智幸 イエローコーンGT3 +6.613
13 19 小林賢二 KDCナインレーシング +1.975
14 47 TAD JUN JUN muta racing +0.024
15 6 米倉正憲(G)G Racing +10.948
16 25 内山清士 G エヌケーレーシング +4.313
17 66 ブライアン リー(G)GTO Racing +7.150
18  2 田島剛(G)タジマレーシング +15.873
19 52 春山次男(G)はるやまRacing TEAM 1LAP

——- 以上完走——-
6 7 星野敏(G)D’station 991
*G=ジェントルマンクラス


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