だが、村上モータースMAZDAロードスターNDは、最後のピットストップをタイヤ無交換としてTEAM 221 BOMEXマッハ車検ND5RCとの差を詰めて、加藤が筒井を徐々に追い詰めていく。

 そして、ゴールまで10周を切った71周目に加藤は逆転。筒井も遅れを取らずワンチャンスの到来を待つ。しかし、加藤も隙を見せることなく、そのまま逃げ切って村上モータースMAZDAロードスターNDも3連勝を飾ることとなった。

「今回は加藤選手が完璧な仕事をしてくれて、脇谷も頑張ってくれましたから、今回はスタッフを含めた全員の勝利だと思います」と村上。3位は関豊/横田剛/井尻薫組の37号車DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-Dが獲得し、マツダ車が表彰台の独占を果たしている。

 続いて午後から行われたグループ1の決勝では、永井宏明/佐々木孝太組の8号車ARN Ferrari 488 GT3が、4戦連続のポールポジションから、ついに悲願の初優勝を達成。

 永井がスタートで1号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢の先行を許したり、終盤には99号車Y‘s distraction GTNET GT-Rの藤波清斗のチャージを受けたりしたが、そのつどしっかり対処。特に藤波は勝負を急いだあまり、接触してタイヤを痛めて4位に順位を落としてしまう。

 だが、永井にも最後に試練が。接触に対してドライビングスルーペナルティが課せられてしまったのだ。その時点で777号車D‘station Porscheの近藤翼との差は37秒で、まさにギリギリだったがなんとか逆転を許さずコースへ復帰。しかし、近藤がプッシュし、逆転を狙ったものの、1秒1差で逃げ切りを果たした。

念願の勝利を喜ぶ永井宏明と佐々木孝太
念願の勝利を喜ぶ永井宏明と佐々木孝太

「今度こそって気持ちでやってきて、臨んだオートポリス戦で、その思いがかなって最高の気分です!」と永井。

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
クイーンズエンジェルス
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円