ここまでランキングのトップだったENDLESS ADVAN GT-Rは燃料系のトラブルで完走扱いにならず、1ポイント差で続いていたスリーボンド日産自動車大学校GT-Rもパドルシフトのトラブルで完走を果たすに留まったことから、永井と佐々木は待望のランキングトップにも躍り出ることとなった。

 ST-TCRクラスでは黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規組の98号車Modulo CIVIC TCRが、今季3勝目をマーク。4戦連続で予選トップだった、田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人組の45号車LIQUI MOLY RS3 LMSを中盤に逆転すると、そのまま逃げ切りを果たすこととなった。

98号車Modulo CIVIC TC
98号車Modulo CIVIC TC

「僕らはコンスタントに走っていると、前の方でトラブルが起こってくれて」と黒澤。また、今回も孤軍奮闘のST-1クラスでは、影山正美/小川勝人/富田竜一郎組のNissoku Porsche 991 GT3 Cupが優勝。「オートポリスを初めて走る小川さんが、予選で僕の3秒落ちまできて、脅威さえ感じましたよ」と影山。

39号車ADVICS TRACY RC350 DPS
39号車ADVICS TRACY RC350 DPS

 ST-3クラスでは、手塚祐弥/前嶋秀司/鈴木陽組の39号車ADVICS TRACY RC350 DPSが初優勝。必死に食らいつくも、逆転は許されなかった嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太組の62号車DENSO Le Beausset RC350ながら、ランキングのトップは死守することになった。

「今回からブレーキがすごく良くなって、あとセットを任せた手塚がすごくいい仕事をしてくれて、成長を感じられたのがすごく大きいね」と前嶋。

6号車新菱オート☆DIXCEL EVO X
6号車新菱オート☆DIXCEL EVO X

 ST-2クラスでは最後までノートラブルで凌ぎ切った、冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組の6号車新菱オート☆DIXCEL EVO Xが今季初優勝。

「珍しく今回は最後まで何も起きなくて。次の富士はビッグポイントのレースなんで、最後まで諦めず戦います」と冨桝。

 2位は下垣和也/松本武士/近藤説秀組の20号車RSオガワADVANランサーが獲得し、ここまで2連勝の59号車DAMD MOTUL ED WRX STIを駆る、大澤学/後藤比東至組は序盤の接触でレインランプを損傷し、その修復を強いられたことで勝機を失い、3位に甘んじた。

本日のレースクイーン

相沢明日加あいざわあすか
2025年 / スーパー耐久
なんでやねんず
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円