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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.14 17:17

全日本F3選手権:ThreeBond Racing 2017年第8大会 オートポリス レースレポート

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国内レース他 | 全日本F3選手権:ThreeBond Racing 2017年第8大会 オートポリス レースレポート

第18戦決勝

 チームは、公式予選から続いた強いオーバーステア傾向を消そうと、思い切ったセッティング変更をマシンに施してパロウをスターティンググリッドへ送り出した。「現状出来る中でかなり思い切ったセッティングですが、このセッティングにしたからトムスの2台に勝てるというものではありません。

 現状、それくらいパフォーマンスで差をつけられています」と伊与木エンジニアは現状を分析する。

 午後3時45分、決勝レースのスタートが切られた。4番手のパロウは、周囲が左右に進路を変えてポジションを探る中、まっすぐ加速、2コーナー先の右50Rで外側から3番手の高星選手に並びかかった。しかしわずかの差で押さえ込まれ4番手のポジションに落ち着いた。

 マシンの状況はセッティングの効果が出てオーバーステアが消えたが、パロウにとっては逆にアンダーステアが強めになっていた。パロウはこのマシンを操って3番手の高星選手を追うが周回毎に少しずつ間隔は開いていった。

 また後続の#2大津弘樹選手との間隔も徐々に開き、前後2秒を置いて単独走行に。21周の長丁場のレースは、その後大きな波乱もなく淡々と進行、パロウは4位でチェッカーフラッグを受けた。

 この週末、パロウは第17戦で2位入賞ポイントの7点、第18戦で4位入賞ポイントの3点を獲得し通算ポイントを97点としランキングではトップの高星選手と45点差、2番手の坪井選手と26点差の3番手を守った。またThreeBond Racing with DRAGO CORSEはチームポイントランキングで2番手と36点差の3番手を守った。

ドライバーコメント

 オートポリスを走るのは初めてでした。決して嫌いなコースではないですが、走り始めるとリヤが急に出るオーバーステア症状が出て苦労しました。第17戦でもオーバーステアは変わらず、難しいレースになりました。3周を過ぎた頃からリヤタイヤにデグラデーション(グリップの低下現象)が出始めて高星選手に攻められました。

 トムスの2人は非常に速かった。そういう厳しい状況の中で2位になれてよかったです。第18戦ではセッティングが変わって、今度は少しアンダーステア気味になってしまいました。4位入賞は、現状出来るベストを尽くした結果だったと思います。

 チャンピオンシップを考えると苦しい状況になってしまいましたが、最後のスポーツランドSUGOで2戦とも表彰台に上がれるよう頑張ります。

アレックス・パロウ(ThreeBond Racing)


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