トップを行く神はオープニングの1周だけで後続を1秒6も引き離し、その後もタイムを更新し続けながらリードを広げていく。7周目には2分5秒074とファステストラップを記し、2位に9秒6もの差をつけて連勝を果たすこととなった。
 
 一時は3番手に2秒以上の差をつけられていた上田だったが、次第に間隔を詰めてレース折り返しの頃にはピタリと背後につける。その後は絶えずプッシュを続け、一進一退の展開となり、最後のストレートで並びかけるも、わずかコンマ09秒及ばず4位でのフィニッシュとなった。

コメント
チーム監督 坪松唯夫

「予選はウエットコンディションになったが、ふたりとも落ち着いて走れていたと思う。神は練習から速く走れているのだが、リスクが大きい走りをしてしまっている。優勝したことは十分評価できるが、今後勝ち星を増やすには取り組み方を変える必要がある」

「上田はタイムにムラがあったが、徐々に良くなってきた。決勝ではコンスタントに良いタイムも出せて追い上げられたが、駆け引きが甘く相手に楽なレースをしてしまった。厳しい言い方をすれば、もっと速く、もっと強いレースを見てみた」

神 晴也

「予選はしっかり最後にピークを合わせられましたが、少しリヤタイヤがタレていた印象もありました。もう少し前半我慢すればよかったかもしれません。もう少し出せたと思いますし、2番手とコンマ1秒ぐらいの差になってしまったのが悔しいです」

「決勝のスタートは、すごく滑りました。なんとか1~2コーナーをトップでクリアしたのですが、3コーナーでシフトミスしてしまい、それで5コーナーで並ばれてしまいました」

「でも、そこからはほとんどノーミス。最終ラップのミスがなければ、もっと離せたと思います。2連勝は飾れましたが、もう気持ちは次のレースに向けて、いろいろ考えているところです」

上田裕也

「1周目はS字のひとつめで前のクルマがスピンして、うまくかわせたのですけど、その間に前と離れてしまいました。中盤からは追いついたのですが、ずっとブロックされてしまって。経験不足というか、バトル力のなさ、向こうが失敗するような走りがまったくできていなくて、反省ばかりのレースとなってしまいました」

「これからはもっとレース展開を考え、抜きどころはしっかり行くなどメリハリのある走りをして、今後の練習やレースに臨んでいきたいです」

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