2018年4月22日(日) 晴れ
全日本F3選手権第2戦鈴鹿サーキット/5.807km
参加台数14台
#3 三浦愛 決勝 結果11位/33分07秒997
開幕戦のレース終了からふたつの別カテゴリーレースを経て午後4時30分、日差しが弱くなりやや涼しくなったなかで、今季第2戦のレースはスタートした。オフのテストに一度しか参加できず準備不足でこの日を迎えた三浦選手は、午前のレースでまだ上位と戦える状態ではないことを悟っていた。だが勝負は勝負。唯一残された武器、スタートダッシュでなんとか上位に浮上することを目論んでいた。
そして午前のレースでも抜群だった三浦選手のスタートダッシュは今回も成功。しかし今回は逆に前が詰まってしまい思うような加速ができず、完全にストールした1台しかかわすことができなかった。オープニングラップは9位で通過。ここからは最低でもこの順位を守りたかったところだったが、4周目のシケインでややオーバーランしてしまい、スタートで得た9位を早くも明け渡すことになる。
さらに翌周には11位と、スタートポジションよりもひとつ後退。それでもペース自体は決して悪くなく、しばらくは前のクルマに対し1秒以内をキープしていたことから10位復帰のチャンスはまだあると思われたが、17周と午前のレースより長い距離を想定し変更したセットアップが裏目に出てしまい、わずかずつではあるが遅れていく。
必死に粘る三浦選手だったが、10周目にはついに1秒以上のギャップ。その後残り2周というところで前のペースが落ち、同じペースをキープし続けていた三浦選手にふたたび浮上のチャンスが訪れるが、コンマ5秒差に迫るも結局オーバーテイクには至らず。11位のままチェッカーを迎えることになった。
■三浦愛選手コメント
「4周目に抜かれたのはミスしただけでなくその後の防御も甘かったことで、悔いが残りました。セットアップの方も判断を誤りました。そんなミスが重なった結果11位で終わってしまったという感じです。木曜から少しずつの進化はありましたが、やはりオフに走れなかったことで感覚的にもまだまだの状態だったことが大きかったですね」
「でも体力面でかなりきついはずの鈴鹿で集中力を切らさずに最後まで走れたことには去年より手ごたえを感じています。これからオフの穴埋めを少しずつしていって去年以上の結果を出せるよう頑張っていきたいと思います」