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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.06.12 12:29
更新日: 2021.03.25 13:07

D1グランプリ 第4戦十勝 大会レポート

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国内レース他 | D1グランプリ 第4戦十勝 大会レポート

 末永は1本目で0.5ランクのアドバンテージを獲得しながらも、2本目で横井に追いつかれてエクステンデッドに持ち込まれての再対戦では、横井の迫力ある走りにタイヤの厳しい末永は応戦ままならず、第3戦(オートポリス)に続いて横井の2連勝が決まりました。

 今大会により、現時点でのシリーズランキングは、今回優勝を果たした横井が89ポイントで首位に立ち、今大会3位の川畑が81ポイントでランキング2位、そして、今大会2位の末永(直)が3位に上がってきました。
 
 シーズン折り返し時点となるこのタイミングで、僅差の争いとなっています。次戦に向けて、横井は「ポイント差はほとんどないので気を締めて次戦を迎えたい」とコメントしていました。混戦を呈している今シーズン、各選手の動向に目が離せません。

 次戦2018 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5は『TSUKUBA DRFT』として、7月21日(土)・22日(日)に、筑波サーキット(茨城県)にて開催されます。

■D1とは

 D1グランプリシリーズは、ドリフト走行のカッコよさで勝敗を決める競技です。ドリフトとは、後輪もしくは4輪を滑らせながら走る走法で、非常に高度なバランスをとってクルマをコントロールします。この競技の最大の魅力は、その超非日常的なクルマの動きと、エンジン音をとどろかせ猛烈な白煙を上げてコーナーを駆け抜ける、ダイナミックかつアクロバティックなアクションは、見ている者の感性に訴えます。マシンの性能よりドライバーのウデに依存するところが大きく、クルマをコントロールする“ワザ”を争う競技です。競技は、単走と追走の2つのカテゴリーが行われます。

■2018年D1グランプリシリーズ開催スケジュール

3月31日(土)・1日(日)Rd.1&2 OSAKA DRIFT 舞洲スポーツアイランド空の広場特設会場・特設コース(大阪府)
4月14日(土)・15日(日)Rd.3 AUTOPOLIS DRIF オートポリス(大分県)
6月9日(土)・10日(日)Rd.4 HOKKAIDO DRIFT 十勝スピードウェイ(北海道)
7月21日(土)・22日(日)Rd.5 TSUKUBA DRFT筑波サーキット (茨城県)
8月24日(土)・25日(日)Rd.6&7 EBISU DRFTエビスサーキット (福島県)
11月2日(金)・3日(土)Rd.8 TOKYO DRIFTお台場NOP地区・特設コース(東京都)

●単走
技術の正確さを競う単独演技!

参加選手が1名ずつ走行して得点を競うのが単走です。どれだけ正確な技術を持っているのかを競います。事前に審判員から発表された走行ラインなどのポイントに加え、D1独自の機械採点システム『DOSS』によって「角度」「スピード」などの要素が総合的に得点化されます。

 基本的に角度は大きいほうが、スピードは高いほうが、エンジンの音は途切れないほうが、動きはスムーズなほうが高い評価となります。また、マシンの振り出しや振り返しなどの動作はクイックなほうが評価は高くなりますが、スピンやドリフトのもどりがあったような場合は大幅な減点となります。走行は通常2本。得点の高かさで順位が決定します。

●追走
1対1の勝ち抜きトーナメント戦

追走がD1グランプリシリーズの真骨頂です。1対1で戦うい勝敗を決するトーナメント方式の競技です。単走で決まった順位に基づき組み合わせを決め、先行と後追いを順番に入れ替える形でスタートします。競技は、先行と後追いを入れ替えて計2本で争われ、各審判員が持つ10点満点を基準に2本の合計点で勝敗を決定します。先行は自分のベストの走りをし、後追いは先行の車両に合わせたドリフトをすることが求められます。

 後追いが先行と同等かそれ以上の角度をつけて、相手のインに入った状態でドリフトを続けられれば勝ち。また、先行が後追いを引き離したり、よりドリフトの角度が深く、ドリフトの飛距離が長ければ先行の勝ちとなります。その際、スピン、アンダーステアをはじめ、挙動の乱れなども減点要素になります。遅い相手には、遅いスピードでドリフトを合わせないといけないため、必ずしも速いクルマ、パワーのあるクルマが勝てるとは限りません。


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