嵯峨宏紀
「運がこちらに向いてくれませんでした。最初のSCでいきなり1周遅れになりましたし、最後のSCも僕らにはいい方向にはいきませんでした。僕らはずっと戦略通りコンスタントにラップを刻み続けていたのですが、間のSCでうまくはまらないようになってしまいました」
「ドライバー全員ミスなく、コース上でのアクシデント回避や車両のトラブルなどが起きても局面毎にシッカリ対処し克服して、全力を出し切っての結果だったと思います」
山下健太
「僕自身このレースウイーク、しっかり練習はできなかったのですが、足を引っ張らずに済んだことにはホッとしています」
「登録上、スタートとナイトセッションを走ることができなかったので、夜が明けてから、精一杯プッシュして逆転を目指してトップを追い続けたのですが、最後のSC時にポジションが悪く追いつけなかったのは残念でした。シリーズチャンピオンを狙える位置にまだいるので、次のオートポリスから勝てるように頑張ります」
宮田莉朋
「スーパー耐久では初めてのスタート担当でしたが、長距離レースはフォーミュラと違ってリスクを負う必要もないし、特に今回は24時間レースということで、その先に何があるか分からないので、そこではあまり頑張りませんでした」
「むしろコンスタントなペース配分が大事だと思ったので、そこだけ意識しつつペース的には良かったので、すぐ2番手に上がれたこともあって、最初のスティントは順調に行けました」
「それ以降は運が悪かったですね、SCの場所だったり。ただ、ウエイトを積んでいるクルマの中ではトップでしたし、この結果をポジティブに受け止めて、次のレースも頑張りたいと思います」
石浦宏明
「序盤から展開には恵まれない感じがあって、そういうところで遅れたものを、自分たちが様々な条件下でもペースを上げて、けっこう高度なことをやりながら徐々に差を詰めて行ったんですが、結局また展開にやられ……という繰り返しで、24時間ずっとトップを追い続けたまま、終わってしまったという感じでしたね」
「勝てなかった悔しさと、24時間ずっと見えないところで競っていたという、24時間レースならの面白さと難しさは味わえました。いろんな作戦を立てましたし、臨機応変にペースも変えましたし、作戦も変えましたし。そういうチームワークで、いろんなトライをしたことは、ものすごい経験になったと思います」
平手晃平
「僕にとって人生初めての24時間レースは、当初から自分で立てていた『とにかく襷はつなぐ』という目標は達成できて、チームに貢献はできたと思いますが、結果的には負けてしまいました」
「でも、やっぱり24時間レースはゴールすることにすごく意義があるから、チームのみんな、ドライバーもスタッフも頑張って、2位表彰台には立てたので、初レースにしては良かったと思っています」
「このレースを経験したことによって、勝つためには何が必要なのか、戦略であったり、クルマであったりをチームがデータ分析してくれると思いますので、また機会があれば出させてもらいたいと思っています」