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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.08.22 15:48
更新日: 2018.08.28 10:00

ThreeBond Racing 全日本F3選手権第5ラウンドもてぎ レースレポート

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国内レース他 | ThreeBond Racing 全日本F3選手権第5ラウンドもてぎ レースレポート

第10戦 決勝

 8月18日(土)午後4時10分から14周のシリーズ第10戦決勝レースが始まった。スターティンググリッド7番手からスタートした笹原は鋭い加速で6番手へ順位を上げて第1コーナーへ進入、マシンをアウトに振ってクロスラインを狙いさらに順位を上げようとするが進路を塞がれてそのままコーナーを立ち上がった。
 
 ところが3コーナーを立ち上がろうとしたところでスピードが鈍った。「いつもならレバーを操作すればギヤが変わって加速していくのですが、空回りする感じで加速しなくなってしまいました」と笹原。

 3コーナーから4コーナーにかけて次々と後続車に抜かれた笹原はスローダウン、1周を走り終えてピットへ帰還した。クラッチにトラブルが生じており、走行続行は不可能な状況でレースを終えた。チームは翌日の第11戦に向けてクラッチ交換の作業にとりかかった。

笹原右京(ThreeBond Racing)
笹原右京(ThreeBond Racing)

第11戦 決勝

 8月19日(日)も前日同様に薄曇りで涼しい風が吹くコンディションとなった。午前8時25分から第11戦決勝レースが始まった。チームの作戦としては、ニュータイヤは周回数が20周と長いシリーズ第12戦のために温存し、第11戦はユーズドタイヤで戦う作戦だった。

 しかし、前日のリタイアにより第12戦のスターティンググリッドが最後尾となってしまったため上位進出は難しくなった。シリーズポイント獲得を考えたとき、9番手スタートの第11戦が有利と考えた笹原は、ニュータイヤを第11戦に投入する提案をチームに対して行ない、チームもそれを受け入れてニュータイヤを装着した状態で笹原をスターティンググリッドへ送り出した。
 
 スタート合図の瞬間、笹原は絶好のスタート加速を見せ、アウト側からオーバーテイクをかけて一気に6番手まで順位を上げた。さらに#2阪口選手に詰め寄ると3周目の5コーナーでイン側に飛び込み順位を入れ替えた。クラッチを交換したマシンは快調で、笹原はオーバーテイクが難しいと言われるツインリンクもてぎで前走車との間隔を縮めていく。
 
 笹原は5周目の第4コーナーで#93大湯選手のインに飛び込み前へ抜け出すと、みるみる引き離しながら3番手を走る#1金丸選手との間隔を縮めにかかった。他車よりタイヤアドバンテージのある笹原は、#1金丸選手より0.5秒速いペースで追走、13周目にはその間隔を0.5秒としテールトゥノーズにまで迫り、ラストラップの90度コーナーでパスを仕掛けるもダスティーな路面に止まりきれず、4位のままチェッカーフラッグを受けた。


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