更新日: 2018.09.13 16:16
OIRC team YTB 全日本F3選手権第6ラウンド岡山 レースレポート
●大雨、セーフティーカー、荒れたレースを活かせず
第14戦 予選:7位 決勝:7位
ヘビーウエットとなりセーフティーカー先導によるスタートとなった第14戦。予選のセカンドタイムが採用されるルールにより、#8片山は7位のポジションで周回を重ねると、4周目にセーフティーカーがピットへと入りポールポジションの#36坪井を先頭に#12笹原、#37宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM’S)と順当に1コーナーへと入っていくも、#8片山は#1金丸にかわされ8位に後退した。
前日同様に雨のレースでの追い抜きは非常に難しく、ミスをしない走りでチャンスを伺う我慢のレースとなると、6周目に#1金丸がコースオフし7位に返り咲く。8周目には、背後に#35河野駿佑(RS FINE)が1秒差までに迫るも、ペースを乱すことなく走り2秒、3秒とギャップを広げ7位のまま15周を終える。
ここでふたたびペースカーが入り、残り3周を走って、そのままチェッカーを迎えた。優勝は、前戦もてぎ大会から5戦4レースでフルポイント(ポールポジション、優勝、ファステストラップを獲得すること)の#36坪井、2位には自己最高位の#12笹原が入った。
●片山義章コメント
「セーフティーカー先導が開けて、1コーナー目掛けてみんな加速して行く訳なんですが、スタートポシジョンが悪かったので、前にたくさんいて(6台)水しぶきがすごすぎて何も見えなかったんです」
「前は見えないので、サイドの看板とか見ながら位置を確認するんですけど、見えるはずの看板も見えないくらいな状況で、100mと書かれた看板があるのでどこかな? そろそろなんだけどなーと見てたら過ぎていて、『やばいっ』と思ってブレーキングをしてコースオフするギリギリで、アウト側いっぱいに1コーナーに入ったんですけど、膨らみが大きかった所を#1金丸くんに入られて順位をひとつ落としてしまいました」
「昨日の状況と同じで雨の岡山は本当に抜けなくて、ミスをした人が負けるレースなので集中して走りました。何周目かに(8周目)、背後に迫る#35河野くんを認識したんですけど(1.2秒差に迫る)、ミスをしなければ抜かれないので、前を行く#14根本くんを追うことに集中して、背中が見えるとこまで来たところで現れた周回遅れのマシンに詰まって、引き離されてそれ以上追いかけることができませんでした」
●次戦菅生に向けて
ホームコースの岡山で、2戦連続の7位という結果でポイントが取れず、応援してくださっているファンの皆さま、スポンサーの皆様には申し訳ない気持ちです。次の菅生は5月のレースで入賞するなど良いイメージで挑めます。
チームも僕も着実に力を付けている自負はあるんですけど、予選の1周、レースの組み立てのなかで、良いところを最後まで出し切ることができず“タラレバ”な週末になってしまっているので、菅生では予選の1発1周をミスなくまとめて、2列目以上の順位を取って、レースで表彰台争いをしたいと思います。
※なお、7月29日に中止されたF3第9戦の振替戦(9月9日)は、同日開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権 Rd.6の天候の影響による決勝レーススタート時間が変更になったことに加え、雨天・日没の状況により開催が中止された。