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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.11.03 09:27
更新日: 2018.11.03 20:54

ブリヂストン 2018年86/BRZ Race第9戦鈴鹿 レースレポート

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国内レース他 | ブリヂストン 2018年86/BRZ Race第9戦鈴鹿 レースレポート

2018 GAZOO Racing 86/BRZ Race 第9戦 クラブマンシリーズ

復調した松原怜史が5位入賞 水谷大介はシリーズ3位を獲得

開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2018年10月27日(土)~2018年10月27日(土)

2018 GAZOO Racing 86/BRZ Race 第9戦 クラブマンシリーズ

 いよいよ迎えた最終戦。決戦の場は、開幕戦と同じ鈴鹿サーキット。鈴鹿に始まり、鈴鹿で終わるのがGR 86/BRZ Raceの2018年シーズンのスケジュールだったのだ。
 
 すでにシリーズチャンピオンは決まり、クラブマンシリーズは、それぞれのチームとドライバーが、今シーズンの締めくくりか? 来シーズンへの足がかりか? さまざまな思いの中でレースが行われた。
 
 テクニカルな東コースと、ハイスピードな西コースを併せ持つ鈴鹿サーキットは、いうまでもなく難コース。しかも予選、決勝レースが開催された10月27日(土)は、夜半から朝まで雨が降るという天候で、路面コンディションの変化にも対応しなければならなかった。レースが難しいものになることは、誰もが予想していた。
 
 エントリー台数は88台。鈴鹿サーキットのフルグリッドは40台なので、決勝Aレース、決勝Bレースを開催しても、8台が予選落ちすることになる。それだけに予選はハードなものになった。

クラブマンシリーズ決勝Aレースで5位入賞を果たした松原怜史
クラブマンシリーズ決勝Aレースで5位入賞を果たした松原怜史

●予選

 2組に分けて実施された予選は、土曜日の朝8時過ぎからスタートした。雨はすでに上がっていたが、路面には水が残り、さらに時としてポツポツと雨粒が落ちることもあった。予選1組、開始直後から少しずつタイムアップし、目まぐるしくタイミングモニターが入れ替わる。コースの各所でコースアウトするマシンが見られていたが、残り1分30秒のところでコースアウトしたマシンを回収するために赤旗中断となり、そのまま予選終了となった。
 
 2分38秒496のトップタイムをマークしたのは#610大島和也(DL)で、前日のプラクティスでトップタイムだった#70庄司雄磨(DL)の2分31秒705から、7秒近いタイムダウンとなった。
 
 予選2組、雨は上がって路面コンディションは改善し、予選1組よりタイムアップするかと思われたがそうはならなかった。予選開始直後、調子を取り戻しつつある#713松原怜史(ブリヂストン)がトップタイムを出すが他のドライバーがタイムを更新し、再びアタックに入った松原選手はデグナーで痛恨のスピン。残り5分で赤旗中断となった。
 
 再開後にトップタイムを出したのは#305水野大(DL)で、2分39秒833。その結果、トップタイムが上回った予選1組が奇数グリッド、予選2組が偶数グリッドからのスタートとなった。
 
 ブリヂストン装着勢は、松原が8番グリッドから、9番グリッドから#703花里祐弥、12番グリッドには#760岩本佳之、そして13番グリッドから#92森山鉄也がスタートする。

●決勝レース

 8周で行われた決勝Aレース、ポールポジションからスタートした大島は、リードを少しずつ広げていく。2位には惜しくもチャンピオンの逃した#0神谷裕幸(DL)が上がり、テール・トゥ・ノーズの状態でピタリと2台が揃った状態で、周回が進んでいく。その後方では、6番グリッドからスタートしたチャンピオン#70庄司が4周目に3位へと上がり、トップ争いの2台との差を一気に詰める。

 予選同様にコースアウトするマシンもあり、ヘアピンや130Rにはすでにクラッシュしたマシンが停まっていた。まだまだ波瀾の予感があった。

 有終の美を飾るのは、バトルの中でも余力を残していたように見えた神谷選手か?と思われた6周目、130Rでコースアウトしたマシンが横転、結局赤旗中断。決勝Aレースもまた、5周終了時点で幕切れとなった。

 ブリヂストン装着勢は、しっかりと順位を上げてきた松原が5位、プロフェッショナルシリーズから転向した森山が8位、安定した走りで上位入賞の常連岩本選手が10位となった。今シーズンを通じて活躍しチャンピオン争いをしてきた#84橋本洋平(ブリヂストン)は11位、#25水谷大介(ブリヂストン)は12位という結果だった。シリーズランキングでは、水谷が3位、橋本が4位、松原が5位となっている。

●コメント

クラブマンシリーズ決勝Aレースで5位入賞を果たした#713松原怜史(ブリヂストン)のコメント
「5位という結果にはなったのですが、やっぱり予選の天候が読みきれず、スタート順位がよくなかったのが残念でした。マシンの調子は良くて、もしドライだったらポールポジションのタイムは無理だったとしても、2番手くらいのタイムは見えていました」

「そこからのスタートであれば、もっといい結果が出せたと思います。決勝のレースペースはブリヂストンが優位だったので、それだけに残念ですね」


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