■ 決勝

 第5戦決勝レースは、鈴鹿サーキットの東コースを舞台に17周で争われる。前日までは雨の可能性もささやかれていたが、決勝当日は青空ものぞく秋らしい天候となった。

 フォーメーションラップを経て、9台が一斉にスタート。抜群のダッシュを決めたポールポジションの加藤寛規を先頭に、全車が大きなアクシデントもなく、1コーナーをクリアしていく。

 レースをリードする加藤はコンスタントに58秒台のタイムを刻み、後続を引き離しにかかる。唯一、2位の長谷川憲幸が加藤を追うものの、少しずつその差を広げられてしまう。

 その後方では、3位新井雅貴と4位の荒田良浩にペナルティが課されることになった。新井はジャンプスタート、荒田がコースイン時にホワイトラインのカットを理由に、ドライビングスルーペナルティが与えられた。

 ところが、ピットインの指示に気がつかなかったため、新井と荒田が規定周回内にピットに向かわなかったため、両者に黒旗が提示。ふたりが失格したことで、5番手を走行していた草野誠二が3位に浮上する。

優勝:長谷川憲幸 2位:草野誠二 3位:滑川真央
優勝:長谷川憲幸 2位:草野誠二 3位:滑川真央

 レース後半、加藤はバックマーカーも問題なくクリアし、トップの座を守ってフィニッシュ。加藤は賞典外となるため、2位でレースを終えた長谷川がシーズン3勝目を獲得した。

 2位は2名の失格により、予選5番手から大きく順位を上げた草野。3位にはスタートこそ出遅れたものの、レース序盤に順位を上げた滑川真央が入った。クラス2は飯田敏雄が安定したラップを刻みトップでゴール。連勝記録を3に伸ばしている。

この結果、最終戦を残してシーズン3勝を記録した長谷川のクラス1タイトルが確定。さらにクラス2でも、3勝を獲得した飯田が王座を決めている。

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