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国内レース他 ニュース

投稿日: 2022.03.23 19:38
更新日: 2022.03.23 20:13

iCraft 2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 レースレポート

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国内レース他 | iCraft 2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 レースレポート

MEDIA INFORMATION
2022年3月吉日

iCraft レースレポート
ENEOSスーパー耐久シリーズ 2022 Powered by Hankook 第1戦
『SUZUKA 5 時間耐久レース』

3月19〜20日
鈴鹿サーキット(三重県)
予選:曇り一時小雨/ドライ 入場者数:1,600人
決勝:晴れ/ドライ 入場者数:3.400人
OHLINS Roadster NATS(マツダロードスターND5RC)山野哲也/金井亮忠/野島俊哉

山野哲也レギュラー加入効果、いきなり炸裂!
開幕戦で待望の初勝利を達成!

 2020年からスーパー耐久シリーズに参戦しているiCraft(猪爪俊之:監督)は、3シーズン目を迎えるにあたり、Aドライバーに山野哲也を起用。大幅な戦力アップがはかられたことにより、目標も上方に修正することとなった。もちろん、引き続きST-5クラスにマツダロードスター『OHLINS Roadster NATS』で、日本自動車大学校(NATS)の支援を受けての参戦となり、学生たちがマシンを製作し、メカニックを務めるのは従来どおりである。

 今年はシリ―ズが1戦増の全7戦で争われる一方で、全クラス参加可能なのは第2戦富士と最終戦鈴鹿だけ。ST-1〜5クラスは、1戦ずつお休みのレースがあるのが、今年最大の変更点。ST-5クラスは第5戦オートポリスが該当し、九州の熱心なファンの前で走れないのは、やむを得ないとはいえ、残念ではある。ドライバーには新たに山野をレギュラーとして起用し、NATS講師も務める金井亮忠とのWエース体制を構築しただけでなく、ロードスターパーティレースIIIで実績を残してきた、若手を多用。今回は昨年の北日本シリーズチャンピオン、野島俊哉との3人体制での参戦となる。

公式予選

 鈴鹿サーキットが開幕戦の舞台として選ばれるのは、2019年以来3年ぶり。ということはチームにとっては初めての経験であり、新鮮な気持ちで臨むことともなった。それでも山野、金井の豊富な経験により、セットアップが着実に進められていくとともに、鈴鹿初レースの野島にコース習熟の時間も欠かさず。順調な仕上がり具合は、計測が開始される金曜日の専有走行になって、より明らかになった。生憎の雨模様とあって、午後からの専有走行は出走を取りやめたものの、午前は積極的に周回を重ね、山野がクラストップタイムを記録していたからだ。土曜日には一転して天候に恵まれるようになり、午前のフリー走行からドライタイヤで走れるように。ここでは金井が2分31秒348をマークして3番手につけ、後半を走った山野はあえてピットアウト、ピットインを繰り返して、セットアップに専念していた。

 そして、真価が問われることとなった公式予選。まずはAドライバー予選に山野が挑み、しっかりクリアラップが取れるよう、少し遅れてコースイン。この作戦が功を奏し、計測2周目に2分29秒654を記録してトップに立つと、次の周には2分29秒189にまで短縮を果たし、早々にピットに戻ってくる。2番手にすら、コンマ7秒の差をつけていた。

 続いて行われたBドライバー予選は、西コースに小雨がぱらつき始める微妙な状況ではあったが、それでも金井はコースを果敢に攻め立てた。計測2周目の2分30秒036から、3周目には2分29秒787にまで縮めて3番手に。その結果、タイム合算においては、『OHLINS Roadster NATS』が昨年の最終戦岡山大会に続く、そして今季初のポールポジションを獲得した!

 Cドライバー予選では野島が、ユーズドタイヤを装着して7周を走破。その間に2分32秒369をマークして2番手につけたことも、決勝に向けての好材料となった。

山野哲也

「すごく車の動きが良くなりました。実は午前のフリー走行でピットに何度も入っていたのは、タイム計測よりもハンドリング改善に集中するためだったのです。それを親身に受け入れてくれたチームが施してくれたセッティング変更がすごくうまくいって、ニュートラルですごく曲がる車になったばかりか、ギヤの入りにくかったところもしっかり調整してくれて、パフォーマンスの高いマシンになりました」

「アタックラップ自体はパーフェクトではなかったけれど、あそこまでタイムが出たのは僕らの中でも想定外でした。すごくいい結果になって、さらに金井選手も頑張ってくれて予選トップを獲れたっていうのは、全員でいい仕事ができたからだと思います。初優勝、狙います!」

金井亮忠

「山野選手のものすごいアタックに、ちょっとびっくりしました! Bドラ予選の時には雨も降ってきて、スプーンでちょっと滑っちゃったりもしたので、満足いくアタックとはなりませんでした。もっと好タイムを出してトップを狙いたかったですが、攻め切ることができず少し悔しい予選となってしまいました。でも、山野選手の圧倒的な速さのおかげでポールポジションを獲得することができて良かったです」

■決勝レース


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