4月19日、富士スピードウェイで開催された自動車系複合イベント『シン・モーターファンフェスタ』で、2026年のD1グランプリエキシビションマッチとなるラウンドゼロが行われた。単走優勝は蕎麦切広大(SHIBATA RACING TEAM)が勝利し、トーナメント形式で争われる追走は、松山北斗(Team TOYO TIRES DRIFT 2)が勝利した。
25周年のアニバーサリーシーズンを迎えるドリフト競技のD1グランプリ。5月の愛知スカイエキスポで開催される開幕ラウンドを前に、今年もエキシビションマッチ『D1グランプリラウンド・ゼロ』がモーターファンフェスタで行われた。
ここ数年恒例の前哨戦に、今年は19名がエントリー。車両もこのラウンドだけ再登場した蕎麦切のインフィニティQ60のほか、初登場のマシンが4台参戦するなどバラエティに富んだラインアップとなったが、事前走行でのアクシデントやマシントラブルなどによって6台が出走できず、単走を走ったのは15台となった。
富士スピードウェイのアドバンコーナーをメインに走行は行われ、このラウンドはDOSSによる機械審査は使わず完全に人間の審査員による採点となる。また、通過指定ゾーンなどは設けずに争われた。
15台による単走では蕎麦切が2本目で素晴らしいドリフトを披露し最高得点を獲得。単走優勝を決めた。
「インフィニティは、この前のイベントでひさしぶりに動かしたんですけど、今日は86も整備中なんで代打でインフィニティを出しました。一昨年にインフィニティで富士を走って、昨年は86だったので、ひさびさにサーキットでインフィニティに乗ったんですけど、やっぱりいいクルマですね。好きなクルマなんでよかったです」
「お客さんがいっぱいいたので、多少のコースアウトとかそんなの気にせず思いっきり走ろうという感じでしたね。いつもだとゾーンがあったりとか、決められたことがあったりで、それを守ろうっていう意識があるんですけど、今回はそういうのがなかったので、もう好きなように走ろうっていう感じでした」
「クルマの特性的にも角度はついちゃうので、本番は距離感だけ気をつけて、2本目は位置関係とかを考えたのはありますけど、とりあえず、思いきりいこうと……。アクセルを抜かずに、アクセルを踏んだまま走りたいっていう感じでした。もうちょっと角度はつけたかったんですけど、よかったかなと思います。次は満足がいく追走ができるように頑張ります」と蕎麦切。
追走には上位8台が進出。単層優勝の蕎麦切はベスト8で松山に敗退。昨年も富士のラウンドゼロを勝利している松山は、その勢いで横井昌志(Mind Control Racing SHIBATIRE)を倒し決勝に進出。
決勝では、単走3位の石川隼也(広島トヨタ TEAMマッハ ✕ DROO-P)と対戦。松山が先行の1本目は、石川が100Rでアンダーを出すミスをしてしまい、松山との距離を詰められず、入れ替えた2本目は松山がきっちり石川に近いドリフトを見せて優勝を果たした。
ラウンドゼロ2連覇となった松山は、「昨年も勝てたので富士と相性はいいと思います。昨年はけっこう『勝ったな』という感じでしたが、今回は最後はしっかり勝ちましたけど、相手のミスに助けられながら勝ち上がってきたのでラッキーもあったかなと思います」
「単走でミスをしていたので、(追走は)ミスをしない走りというのを意識していました。相手のほうがミスをしていたので、それで勝ち上がれたのかな。(決勝の後追いは)その前の対戦で、置いてかれる部分とかいろいろ感じたことがあったので、それを修正しながら、それでも思い通りではなかったですけど、悪くないぐらいでは走れたかなと思います」
「昨年もここで優勝して、あんまりシリーズはよくなかったんで。今年こそこの流れを続けていけるようにがんばります」と走行を振り返った。
恒例のエキシビションマッチも終わり、2026年のD1グランプリは、いよいよ5月9、10日に愛知スカイエキスポで開幕ラウンドを迎える。25周年のアニバーサリーシーズンを制するのはどのドライバーか? 開幕から見逃せない。



