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F1ドライバー

F1 | カルロス・サインツJr.(Carlos Sainz Jr.) 2021年

カルロス・サインツJr.(Carlos Sainz Jr.) 2021年

スペイン / スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ /

ゼッケンNo. :55

●国籍:スペイン
●生年月日:1994年9月1日(26歳)
●身長/体重:177㎝/66㎏

2020年成績
●出走:16回
●優勝:0回(勝率:0%)
●表彰台:1回(獲得率:5.88%)
●入賞:12回(入賞率:70.58%)
●完走:14回(完走率:82.35%)
●PP:0回(獲得率:0%)
●Q3進出:14回(進出率:82.35%)
●Q2進出:17回(進出率:100%)
●FL:1回
●予選平均順位:8.29位
●決勝平均順位:6.78位
●ドライバーズランキング:6位/105ポイント

通算成績
●F1デビュー:2015年第1戦オーストラリアGP
●在籍チーム:トロロッソ(2015~17年日本GP)→ルノー(17年アメリカGP~18年)→マクラーレン(19年~)
●出走:118回
●優勝:0回
●PP:0回
●FL:1回
●表彰台:2回
●入賞:65回
●通算獲得ポイント:372点
●ドライバーズ選手権最上位:6位(2019~20年/マクラーレン)

■カルロス・サインツ プロフィール

父はトヨタでWRC(世界ラリー選手権)タイトル獲得2度、ダカールの総合優勝も果たしたラリー界のレジェンド、カルロス・サインツ。その父と同じ名前を持つ。

2歳のころに祖父がおもちゃの動力つきバギーを買い与えたのが、4輪の初体験。4歳でカートを始める。競技カートへの参加は2005年から。翌06年にマドリードの地方選手権タイトルを獲得した。

07年から国際舞台への進出を始め、08年には『KF3』クラスでアジア・パシフィック王座に輝き、同年のスペイン選手権2位。09年にモナコでジュニアカートの国際レースに優勝したことがレッドブルの目に留まり、フォーミュラ・BMWのテストに招待される。その後、正式にレッドブル・ジュニアチーム入りを果たした。

10年はフォーミュラ・BMW・ユーロカップに参戦し、1勝を挙げて、ルーキーオブザイヤー。また、同パシフィック選手権も走り、2勝の成績を残した。この年の後半にはフォーミュラ・ルノー・ユーロカップを始め3つのシリーズを掛け持ちして、さらなる鍛練に努める。

11年はフォーミュラ・ルノー・ユーロカップと同北ヨーロピアンカップにダブルエントリー。ユーロカップは総合2位となりチャンピオンを逃したものの、北ヨーロピアンカップでは同じレッドブル・ジュニアのダニール・クビアトらを下しフォーミュラでの初タイトルを獲得した。

12年はF3進出。ヨーロッパ、ユーロ、英国と3つのシリーズを走る。英国選手権では5勝を挙げたものの、いずれのシリーズでもタイトル争いには到らず。翌13年にはGP3に活動の場を移した。だが戦績は奮わず、ランキング10位に低迷。チームメイトだったクビアトがシリーズチャンピオンに輝いたことで、先にF1へのステップアップを許す。なおこの年には、レッドブルでF1ドライブも経験。フォーミュラ・ルノー3.5にも後半戦にエントリーした。

14年はフォーミュラ・ルノー3.5での活動に絞り、7勝を挙げてシリーズタイトルを獲得。翌年に向けたレッドブルのF1・2チームのドライバー選びには紆余曲折があったものの、最終的にはトロロッソの15年シートに指名を受ける。このF1進出を機に、それまでは「サインツJr.」を名乗っていたが、正式な登録名をカルロス・サインツに改めた。ついに最高峰到達で、父からの巣立ちを意思として表したものだ。

F1ではデビューレースとなったオーストラリアで9位入賞を果たし、この年チームメイトだったマックス・フェルスタッペンにも遜色のない走りを見せる。翌16年もトロロッソ残留、しかし第5戦時点でフェルスタッペンがレッドブル昇格。替わってトロロッソに降格してきたクビアトをパフォーマンス的に圧倒し、他チームからの引き抜きがささやかれ始める。

17年はトロロッソで3年目のシーズンを迎え、チームは翌18年からのホンダとのパートナーシップ締結を発表。これで事態が動いた。トロロッソとホンダの契約は結果的にそれまでのパートナーだったルノーに借りをつくるものであり、その見返りとしてサインツ譲渡を求められる。レッドブル契約下からの貸し出しという形で、ルノー移籍がアナウンスされた。

当初は18年移籍との発表だったが、結果前倒しされ、この年の第17戦時点からのドライブとなった。18年はルノーでコンストラクターズ選手権4位躍進に貢献、一方でジュニアチーム時代からのレッドブルとの契約は期限を迎える。

一時はダニエル・リカルド離脱が決まったレッドブル後任も取り沙汰されたものの、19年に向けて本人が選んだのは新天地マクラーレンとの複数年契約だ。同じスペイン出身で、強い影響を受けるフェルナンド・アロンソのシートを引き継ぐ形となった。

18年のマクラーレンはシーズン序盤を除くと不振だったが、19年は好調に転じ、トップ3チームに続く選手権ポジションを堅持。第20戦ブラジルでは予選時のパワーユニットトラブルで最後尾スタートとなったものの、全車で唯一となる1ストップ戦略を成功させ、4番手でチェッカーフラッグを受ける。その後3番手フィニッシュだったルイス・ハミルトンが5秒のタイム加算ペナルティを受けたことで、正式結果は3位。裁定の遅れからセレモニー参加はならなかったが、自身初となるF1表彰台を記録した。

 2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でシーズンのスタートが7月までずれ込んだが、シーズンが始まる前の5月にセバスチャン・ベッテルの後任として2021年よりフェラーリへ加入することが発表された。

 マクラーレン最終年となったこの1年はコンスタントに入賞を重ねる。その一方で、シーズンが進むにつれルノー製パワーユニットに冷却問題や出力低下などの症状が発生し、第7戦ベルギーGPではグリッドに向かう途中でレースを諦めなければならなかった。

 直後の第8戦イタリアGPでは、スタートを決めて序盤から2番手を走行。その後は順位を落とすも、赤旗中断を挟んで再度2番手に浮上し、F1初優勝をかけてトップを走るピエール・ガスリーを猛追したがあと一歩及ばず。それでもキャリアベストの2位に入賞し、その後も第11戦アイフェルGPから最終戦アブダビGPまで7戦連続の入賞を果たす抜群の安定感で、ランド・ノリスとともにマクラーレンのコンストラクターズ選手権3位に大きく貢献した。

公式URL:
http://www.carlossainz.es/eng/carlos/
Facebook:
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