2024年の開幕2連戦は、RBにとって悲喜こもごものレースになってしまった。ポジティブだったのは、今年も中団トップを争うポテンシャルがあり、入賞圏を争う位置でレースができたということ。ネガティブだったのは、いずれもその入賞のチャンスを逃してしまったことと、本質とは違ったところで話題になってしまったことだ。
チーム体制強化やレッドブルとの提携強化によって開幕前に様々な期待が膨らんでいたが、チーム自身は決して楽な勢力図にはならないだろうと考えていた。昨年最終戦のアブダビGPで2024年型フロアを投入して予選6番手を獲得したが、当然ライバルたちはそこから大きな前進を果たして来るのに対し、RBの進歩幅はそれよりも小さくなるからだ。
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