やがて首位ボッタスを先頭に5台のトレインとなり、フェルスタッペンは「僕らの方が速いのにスタックしている!」と訴えるほどボッタスはペースが伸び悩む。メルセデスAMGはリヤのグリップ低下に苦しむボッタスに対し「リヤの内圧が高すぎるんだ」と問題を指摘する。

 これを見たベッテルが10周目にピットに飛び込み、スーパーソフトに交換してアンダーカットを狙う。翌11周目にフェルスタッペンもピットに飛び込むが、ピットアウトした次のターン4でブレーキトラブルに見舞われて真っ過ぐコースオフしリタイアを余儀なくされてしまった。

 ほぼ同時にターン1でランス・ストロールとサインツJr.が接触し、ストロールのマシンがコース上に止まったためセーフティカー導入。これでメルセデスAMG勢、リカルド、マッサなどほぼ全車がピットに殺到する。

 メルセデスAMG勢のピット作業が2台同時になったうえにともに6秒台と遅く、順位は首位ベッテル、2位ボッタス、3位リカルド、4位ハミルトン、5位マッサの順になる。以下はライコネン、ヒュルケンベルグ、そして1セット目のソフトタイヤのままステイアウトしたエリクソンが8位に浮上してきた。

 リスタートと同時にベッテル対ボッタスの激しいバトルが繰り広げられるが、ターン4でイン側を守ったベッテルが首位をキープし、そこからはファステストラップを記録しながら一気に2位ボッタスとの差を広げていく。

 その後方ではソフトタイヤを履いたリカルドのペースが上がらず、ハミルトン、マッサ、ライコネンが次々とパスしていく。

 上位勢ではそれ以外にハミルトン、マッサがソフトタイヤを履いている。ハミルトンは13周目のピットインの際に、同時ピットインのロスを最小限に抑えるためにピット入口で必要以上のスローダウンをしたとして5秒加算ペナルティを科せられる。

 ハミルトンは「首位ベッテルに逃げられたくない」と1秒前方を走る2位ボッタスのペースアップを懇願するが、チームは順位の入れ替えは行なわない。ようやく27周目にハミルトンが前に出るが、その間に首位ベッテルはじわじわとメルセデスAMG勢との差を広げて5秒台にまでリードを拡大してしまった。

 ボッタスは30周目にピットインしてソフトタイヤに交換。ベッテルはタイヤがタレ始めた33周目にピットに飛び込んでソフトタイヤに換え、4位リカルドの前でコースに戻った。

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