レース後に残ったフラストレーション

 最初の周回で起こったクラッシュは、両ドライバーにとってそもそも困難だった週末の、最後の仕上げとなってしまった。

 パーマーの問題はFP2でのエキゾーストのトラブルから始まった。このトラブルによってマシンが焼けたため、夜どおしのシャシー交換作業が必要となった。FP3のスタートでは不可解なエンジンパワーのロスに見舞われ、ルノーは予選に向けてパワーユニットの交換を余儀なくされたが、パーマーはそれも予選Q1でクラッシュさせている。

 全体的に走行時間が不足していたパーマーは「これまで、毎週末がこんな感じだったと思う。家に戻ってリセットし、バルセロナではもっと強くなって復活するよ」と語った。

 グロージャンもまた、フリー走行の間は苦戦を強いられた。走行ペースはチームメイトのケビン・マグヌッセンを下回り、良いマシンバランスを探り出すこともできなかった。さらにはQ1で発生したパーマーのクラッシュの影響を受け、タイムの更新も不可能だった。このためグリッド後方からのスタートを余儀なくされ、埋め合わせのチャンスを失ったことに不満を漏らす。

「大きく期待を膨らませてレースに臨んだんだ。チームと自分自身が成長するため、予選で何が起きて、何がもっとうまくできたのかを理解しようとしていた。レースに向けては、本当に前向な気持ちでいたんだよ」

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