一方、そのアロンソが不在の間に、マクラーレン・ホンダのマシンに乗ってモナコGPを戦うのが、バトンだ。昨年までアロンソのチームメートとして、マクラーレン・ホンダでレースしてきたバトンだけに、アロンソのインディ500に比べれば、こちらの復帰は比較的スムーズ。あるエンジニアは「数回シミュレーターに乗れば、充分だろう」と語っていた。

昨年までバトンを担当していたレースエンジニアのトム・スタラード
昨年までバトンを担当していたレースエンジニアのトム・スタラード

 ただし、1つ気になることがある。それはレースエンジニア。というのも、昨年までバトンを担当していたレースエンジニアのトム・スタラードは今年からストフェル・バンドーンの担当となっているため、モナコGPでバトンの担当となるのは、現在アロンソを担当しているマーク・テンプルになる。ところが、テンプルはレースはもちろん、テストも含めていままで一度もバトンと仕事をしたことがないのだ。

 もちろん、それは担当として一緒に仕事をしたことがないという意味で、チームとして行うエンジニアリングミーティングでは一緒に仕事しているわけだが、ドライバーとレースエンジニアの関係というのは、私たちが想像している以上に密接な関係であり、相性がとても重要となることがあるので、こればかりは一緒に仕事をやってみるまではわからない。

 果たして、バトンとテンプルはモナコGPの週末でその距離をどこまで縮められのか。モナコGPでは、彼らの無線にも注目したい。

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