F1はスピード、精度、そして熾烈な競争で繁栄するものだが、フェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールは最近、まったく別の脅威と戦っている。それは、イタリアのメディアの暴走する想像力だ。
F1第10戦カナダGPの前に、バスールの立場が窮地に陥っているとのうわさが渦巻いたが、それとともにレッドブルの空力責任者であるエンリコ・バルボが、マラネロに向けて荷造りをしているという奇妙な話が出た。それほどの問題でなければ滑稽な瞬間だったかもしれないが、バスールはそのゴシップに対して憤りと辛口のユーモアを交えて反応した。彼は、レッドブルのエンジニアであるバルボについて聞いたことがなかったため、バルボが誰なのか調べるのにグーグルに頼らざるを得なかったと認めた。