トト・ウォルフ
モナコはバルセロナとは、まったく違う展開になることを期待している。状況、仕事をするうえでの環境、それにドライビング面でのチャレンジと、何もかもが他とはまったく異なっている。
このストリートコースで最大限のパフォーマンスを発揮したいと思うなら、すべてをきちんと正しておく必要がある。すべての要素をコントロールできるわけではないのだから、うまくやるためには、ここぞというタイミングで運も味方につけなくてはならない。
モナコは我々にとって、最も忙しいレースでもある。様々な方面から我々の成功を支えてくれる多くのゲスト、エグゼクティブ、パートナーを迎える。こうした人々が応援のために駆けつけてくれるのは、とても特別なことなので、レースの間も声援を受けることを期待している。
我々は毎週末、限界まで攻めていて、2017年のF1の新たな現実がここにある。これまでの3年間は異常な状態だったのだ。けれども今季、私はなぜ自分がこの競技を愛しているのかを、再発見した。
熾烈な戦いが好きなんだ。競争があるということは、簡単には勝てないということだが、それはすなわち激しいバトルに参加できるということ。おかげでスペインGPのような形でトップに立てたときは、これまでよりも素晴らしい気分だったよ。
モナコでもうまくやることができれば、大声援を受けるだろう。この戦いに向けて、我々は準備万端だ。何ができるかに注目していよう。