モナコGPの週末、メルセデス・モータースポーツのトップであるトト・ウォルフはチームの2017年型マシンを『気難しいお姫様』に例え、マシンが適切に動作する範囲は非常に特殊だと説明している。

 ハミルトンは、フェラーリの『SF70H』はどのようなタイプのコースでも、またいかなる状況化でもバランスが良いために、改善が進んでいるのだと話した。

「フェラーリはどんなコースでもきちんと走れるようだから、これ以降の14戦は極めて困難なものになる。彼らのマシンはおそらくシーズンをとおして最強だろうね。昨シーズン、どのコースでも速かった僕らのマシンみたいに」

「僕らのマシンは現状、行く先々でパフォーマンスを発揮できずにいる。でもこれからレースを重ねていくうちに、より学びを深め、強さを得られる」

「それでも僕たちはポイントを獲得できているんだ。フェラーリだって万能ではない。これまで使ったもの(エンジンコンポーネント)や使った可能性があるものを考えると、(ペナルティを受ける)可能性だってある。そのあたりに注目していよう」

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