F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第21戦サンパウロGP編です。
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サンパウロGPでは、何人かの若手人気ドライバーがグリッドについた。なかでも、ブラジル人のガブリエル・ボルトレートにとってはキャリア初のホームグランプリであり、隣国アルゼンチン出身のフランコ・コラピントも、インテルラゴスの観客から大きな声援を受けた。
だが、この週末に他の誰よりも手厚く歓待されたのは、この二人のどちらと比べても4倍以上の年齢を重ねたある人物だった。
バーニー・エクレストンがF1での公式な役職を離れてから、もう8年以上が経つ。2017年初めにリバティ・メディアがこのスポーツの買収を完了した時点で、かつてF1の首領と呼ばれたエクレストンは、その地位を追われた。
とはいえ、それまで何十年にもわたって、このビジネスの総責任者を務めてきた人物だ。時折でも元気な姿を見せ続けている限り、その影響力が完全に失われることはない。
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