メルセデスがパフォーマンスに苦しんだ2015年のシンガポールGPのように、今回のモナコGPの結果も一回限りの不調であることをウォルフは願っているが、チャンピオンチームとしてはやるべき仕事が多くあることを認めた。
「我々の目標は、このモナコGPを今シーズンにおける最悪のレースにすることだ。願わくば以前のシンガポールGPのように、例外となってほしい」
「タイヤを適切な温度域にもっていくことが必要だ。我々のマシンは速いが、タイヤとの相性が悪い。その部分について学ぶ必要がある」
「フェラーリのマシンはコースに出れば最初から最後まで一貫したペースで走るし、ふたりのドライバーの競争力は、あるにしろないにしろ等しい状態になる」
「我々の場合、状況はシーズンをとおして様々だ。私はチームのメンバーを信頼している。走行距離を重ね、より多くのデータを集めていけば、さらに理解を深めていけるだろう」
「この先、これ以上に困難な週末に直面するかどうかはわからない。通常は時間が経てば、状況は良くなっていくものだ」