■マクラーレン・ホンダ:復帰バトンとバンドーン、パフォーマンスはよかったが結果につながらず
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがインディ500に参戦することでモナコを欠場、代役としてジェンソン・バトンが1戦のみのF1復帰を果たした。
バトンはこの週末に初めて今季型マシンMCL32を走らせたが、堂々予選9位を獲得。しかしパワーユニットのエレメント交換により最後尾に降格、ピットスタートを選択した。決勝では最後尾から浮上できないまま、パスカル・ウェーレインと接触し、レースを終える結果となった。バトンには6点の評価が与えられている。
「アロンソの代役としていい仕事をしていた。予選では、今回大きな進歩を見せたストフェル・バンドーンに近いタイムを出し、Q3進出を果たした」
「しかしアロンソ車のパワーユニット・コンポーネントを交換することをホンダが決めたため、最後尾に降格された」
「ピットレーンスタートの後、1周目にピットストップを行うという戦略で浮上を狙ったが、同じ戦略を採ったザウバーのウェーレインに引っかかり、ポルティエで仕掛けたものの接触し、リタイアとなった。これによってバトンには次戦グリッド降格のペナルティが科されたが、これがF1での最後のレースと本人は繰り返し述べており、ペナルティを行使する機会はなさそうだ」
「モナコの週末、特に土曜をバトンは心から楽しんでいたが、また走りたいとは思わないと語っている」
バンドーンは、予選Q2で7位タイムを記録したものの、クラッシュしたため、Q3で走行できず、予選10位に。前戦でフェリペ・マッサと接触したことで科せられたグリッドペナルティを消化し、12番グリッドからスタートした。終盤まで10位を走り続け、チームにとって今季初入賞を果たすかに思えたが、セーフティカー明けにクラッシュし、リタイアに終わった。バンドーンには7点の評価が与えられた。
「週末の間に2回クラッシュし、ウォールでレースを終える結末となったものの、バンドーンは今回、2017年ここまででベストのパフォーマンスを見せた」
「Q2ではトップ10に入り、決勝スタートではハミルトンに抜かれたもののレース終盤までポイント圏内を走り続けた。しかしセーフティカー出動中にタイヤが冷えたところを、サン・デボーテでペレスからヒットされる形でバリアに突っ込み、レースを終える結果になった」
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