事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に追跡。ここでは、そんな報告書を一部公開する。
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中国の巨大自動車メーカーであるBYDの副社長ステラ・リー氏がモナコGP期間中にモナコを訪れ、FIA会長モハメド・ビン・スライエムおよびF1 CEOステファノ・ドメニカリとの会談を行った。
BYDは、かねてからF1参戦への関心を公言しており、今回の訪問で彼女は同社が検討している参戦プランや将来的なビジョンについて説明したとみられる。
リー氏はBYD幹部や中国の重要ゲストを伴ってモナコ入りしており、F1に中国メーカーが加わることで得られるメリットについても両者にアピールしたという。
また滞在中には複数のチーム代表とも面会したほか、元ルノーおよびマクラーレン代表のエリック・ブーリエら、F1とのつながりを持つ関係者から助言を受けていたようだ。
◆ついにモナコGPのパドックが限界状態に
F1がついにモナコの受け入れ能力を超えつつあるとの声が上がっている。今年のモナコGPではパドックが完全に飽和状態となり、一部のヨットは近年埋め立てによって整備された新エリアへ移動させられた。
特に決勝日の混雑は深刻で、パドックやグリッド上に人があふれた結果、エンジニアやメカニックが作業スペースを確保できない場面も見られたという。
F1側は、新規参戦したキャデラックのためのスペース確保が一因だと説明している。しかし一方で、ピレリの『ホットラップ』向けホスピタリティ施設が新たに設置されたことも、スペース不足を悪化させたとの指摘がある。
関係者の間では、近年マックス・フェルスタッペンやシャルル・ルクレールらが移り住んだ新開発地区に専用マリーナを整備し、港湾部のスペースを空けることでパドック拡張を図る案も浮上している。
ただしグリッド上の混雑については、物理的な拡張余地がほとんどなく、ゲスト数そのものを制限する以外に有効な解決策はないとみられている。
◆バルセロナでピレリタイヤテスト実施へ レッドブル育成ツォロフのF1初走行も?
ピレリはスペインGP後もバルセロナに残り、新型タイヤ開発プログラムを実施する。テストにはフェラーリ、アストンマーティン、キャデラックの3チームが参加し、ミディアムおよびハードタイヤの新コンパウンド評価が行われる予定だ。
火曜日と水曜日の2日間にわたって実施され、好天が予想されていることから、総走行距離は2,500kmを超える可能性がある。これはレース8回分以上の距離に相当する。
参加ドライバーはまだ正式発表されていないものの、レースドライバーが開発プログラムに参加することで合意しているため、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール、バルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレスらのレギュラードライバーが走行するとみられている。
さらにレッドブルもピレリの許可を得て同サーキットを使用し、TPC(旧型車テスト)を実施する予定だ。
チーム周辺からは、レッドブル育成としてF2で活躍するニコラ・ツォロフが昨年型マシンをドライブし、初めてF1マシンを本格的に走らせる機会を得る可能性があるとの情報も伝えられている。


