2016年F1ロシアGP決勝で、トロロッソのマックス・フェルスタッペンはリタイア、カルロス・サインツJr.は12位だった。

■スクーデリア・トロロッソ
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア
 ついてないことに今日はリタイアしなければならなかった。6位を走っていたのにだよ……。

 いいレースになりそうだった。余裕で周回し、後ろからも一切プレッシャーをかけられていなかった。前のグループについていくだけでよかった。ペースはすごくよかった。タイヤをすごくうまく持たせていたし、リラックスして走っていた。すべてをうまく管理できていて、何もかもうまくいきそうだったんだ……。どうなっていたかは誰にも分からないけどね。

(パワーユニットのトラブルで)マシンを止めなければならず、もちろんがっかりしている。でもF1というスポーツはメカニカルな面もあるから、こういうことも時にはある。

 今週末のポジティブな要素に目を向けて、2週間後にヨーロッパラウンドがスタートする次のスペインGPに備えよう。

2016年F1第4戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン 決勝リタイア
2016年F1第4戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン 決勝リタイア

カルロス・サインツJr. 決勝=12位
 ついてなかったよ。キャリアベストの部類に入るほどのスタートを決めたのに、他のマシン(クラッシュしたダニール・クビアト)の破片がサイドポッドにスタックした。それによって、ファーストスティントはダウンフォースが低下した状態で走る羽目になった。ソフトタイヤに交換するピットストップを大幅に早めなければならなくなった。

 これだけでもセカンドスティントに響いたのに、その上10秒ペナルティまで受けたんだ……。

 でももう気持ちをリセットしてホームレースに備えなきゃ。地元のファンの後押しがあるから、これまで以上に強力になって戻って来るつもりだよ。

(ジョリオン・パーマーをターン2とターン3の間で押し出したとして10秒のタイムペナルティを科されたことについて)左のミラーで彼を見ていたら、突然ターン2の出口で汚れている路面に乗って態勢を崩した。その後、誰かが左にいると分かった瞬間に接触した。

 この接触で彼はコントロールを失って、ワイドになったんだ。

 でもスチュワードは僕が彼をコース外に押し出したと考えた。こういう事故で10秒ペナルティを科されるんなら、誰ともレースはできないよ。

 僕には彼が見えてなかった。彼は汚れた路面でホイールスピンを起こして、自分でコントロールを失ったんだ。

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