クビカは先日グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場し、バレンシアでも走らせたルノーカラーのロータス『E20』で会場内の丘陵地を走行。スペインでのテストで155周を走ったときの感触が、ポジティブな印象だったことを繰り返し述べた。

「最初の3周で(けがの後の)自分を制約しているような状態が消えたら、本来持っているリズムを取り戻すべく集中できるようになった。そのときに驚いたのが、(F1に乗らなくなってから)ひと月しかたっていないように感じたことだ。6年間も走っていなかったのにね」

「僕の最初の目標は、きちんと走れるかどうかを確かめることだった。そしてそれについては、大体できたと思っている」

「ふたつめには現実問題として、一歩ずつ、徐々に強さを取り戻していくことだ。F1は厳しい戦いだけど、僕は長い期間レースから遠ざかっていた。(テストを走ったことで)自分が抱えていた疑問のほとんどは解消されたし、そのことにとても満足しているよ」

「本当のことをいえば、すごくほっとしたんだ。結果次第で『F1でまた走れる』か『F1復帰の可能性は永久にない』のどちらかになっていたわけだからね」

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