しかし100パーセントないとは言えないと示唆したことで、ハミルトンがF1から引退する説や、「大ファン」だと公言するフェラーリに移籍するという説がささやかれ始めた。一方ではセバスチャン・ベッテルがフェラーリからメルセデスに移籍するのではないかという噂もある。そうした憶測に対してウォルフは苛立ちを募らせ、事実関係を明確にしようとした。
「フェラーリとルイスについて誰が話をしているのかは知らない」とウォルフは語った。
「だがチームの人間や彼自身ではないことは明らかだ。彼が言ったのは、皆がそうであるように自分はフェラーリのファンであり、フェラーリはドライバーなら誰もが加入することを夢見ているチームだということだ。それだけのことだ」
ウォルフは今のハミルトンはメルセデスで輝きを増し、非常にポジティブな状態であると繰り返した。
「彼は今、とてもいいチームに所属し、現時点では最速のメルセデスというマシンをドライブしている。彼のドライビングは素晴らしいが、それを披露するためにはマシンの方も素晴らしい性能を備えている必要がある」
「我々にはあと1年半有効な契約があり、チームには最高の原動力がある。外部で囁かれていることは私にはなんら関係がない」
