フェラーリは、セバスチャン・ベッテルがロシアGPでクラッシュした後、パワーユニットをチェックした結果、ダメージは見られなかったことを明らかにした。

 ロシアGP決勝のオープニングラップでダニール・クビアトがターン2でロックアップしてベッテルに追突、ターン3でも再び当たったことでベッテルはウォールにクラッシュした。

 レース直後、フェラーリ代表マルリツィオ・アリバベーネは、非常に激しいクラッシュであり、ベッテルのパワーユニットが無傷だったかどうかは、詳しい調査を行うまでは分からないと述べていた。

 しかしファクトリーで調査を行った結果、エンジンにダメージは見られなかったことをフェラーリは明らかにした。

 21戦が行われる今年はドライバーひとりあたりパワーユニットを5基使用でき、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのいずれかが6基目以降に入った場合はグリッドペナルティが科される。ベッテルはすでに今季3基目のエンジン(ICE)を使用しており、これを失わずに済んだことはいいニュースだったといえる。

 フェラーリはベッテルのギヤボックスを交換する予定だが、ベッテルはロシアでリタイアしており、ペナルティは受けない。

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