興味深いことにF1もフォーミュラEも、リバティ・メディアの創設者ジョン・マローンの経営する多くの企業の一部である。キャリーもある程度の共通認識を持っているはずだ。
キャリーはF1の伝統と、チームやヒーロードライバーから成る競技そのものの魅力を強調し、さらに最先端技術との関連性についても強く主張した。
「我々には最先端技術があるが、何よりもまずこれは素晴らしいスポーツなのだ。偉大なヒーローが、尊敬するべき素晴らしい技術を見せる。そして世界中に熱狂的に愛好するファンがいる」
「偉大なるスターが人々の創造力と情熱を捉えるという、素晴らしくエキサイティングなスポーツ。そういったものを我々は見せているのだ。彼ら(フォーミュラE)は環境への社会的課題を持っており、確かにそれは重要だ。それは尊重している」
「環境問題に共感するという訴求力はあるが、彼らは(F1とは)まったく異なった立ち位置にいると考えている」