F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、今週バクーの市街地コースの視察を終え、6月の初開催までに準備が整うことを確認した。 

 アゼルバイジャンの首都であるバクーは6月17〜19日にかけて、ヨーロッパGPを開催する予定となっており、ホワイティングは作業の進みの早さを賞賛している。

「サーキットの準備は整うだろう。どこを見ても、すべての設備の質が高いことが伺える。次は6月上旬にバクーを訪問するが、その頃には準備が万全だと言えることを期待している。どこかのサーキットとバクーを比較するならばシンガポールになるが、こちらのほうがスピードは速い」

 2度のチャンピオン経験者であるフェルナンド・アロンソは3月にバクーを訪れ、トップスピードは時速340km前後になると予想している。サーキット上層部のアリフ・ラヒモフは、来月上旬に再訪問するホワイティングを落胆させるような事態にはならないと言う。

「バクーの市街地コースを訪れたホワイティング氏が、前向きな見解であることをうれしく思う。FIAは、これまでの我々の前進に感心したことだろう。それを確認できたことは、我々全員にとって大きな誇りになる」

「6月上旬の再訪問でホワイティング氏がF1レース開催が可能だと宣言できるよう、作業を最後まで確実に進めていく。グランドスタンドやテレビで観戦するファンにとって、記憶に残る壮観なイベントにするために、引き続き精一杯の仕事をしていく」

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