ハイドロ系に不具合が発生したスペック3.6は、エンジン自体には問題はなかった。だが、今年の新しいレギュレーションにより、1つのグランプリで2つの新品エンジンを使用した場合、最後に使用したものしか、次のグランプリ以降、使用できないためだ。

 もちろん、バンドーンにもアロンソ同様、フリー走行でスペック3.7を投入した後、ベルギーGPのレースで使用したスペック3.5に戻すという選択肢がないわけではないが、2台そろって最後尾からスタートするというのは、イタリアGPを捨てたようなものとなり、チームの士気にかかわる。

 マクラーレン・ホンダは今後も、戦略的にパワーユニットを交換せざるをえない場合があるが、そのときは2台そろって大量のペナルティを受けないような作戦を採ることで合意しているという。

 つまり、マクラーレン・ホンダはイタリアGPで、アロンソが最小でも7基目のICE(5番手降格)、9基目のターボ(最初の9基目で10番手降格)、9基目のMGU-H(5番手降格)、7基目のMGU-K(5番手降格)の25番手降格となり、これにESとCEも新品にすれば、最大で35番手降格のペナルティを受けることになる。

 つまり、それはスパの予選でバンドーンがアロンソにスリップストリームを使わせたように、モンツァでは「僕がストフェルをアシストする番」(アロンソ)になることを意味する。

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