高い代償を払うことになったバルセロナでの事故は、そもそも誰が責められるべきだったのだろうか。ラウダは、1周目のターン4でオーバーテイクを試みたハミルトンに責任があると言う。

「大きな議論となったのは、誰が悪かったかだ。私としては、明らかにルイスが攻撃的になりすぎたと思っている。ルイスが右に寄っていき、芝に乗り上げてマシンを止められなくなって(ニコに)ぶつかったのだ」

「もしもふたりのうちどちらの責任が重いかと聞かれたら、ニコよりもルイスであると、あの後すぐに話している。ルイスは違う意見だったから、納得していなかったけれどね」

 意見が食い違ったラウダとハミルトン、ロズベルグは、レース後のモーターホームで率直な意見のやり取りを行った。

「彼は『なぜ僕を批判するんだ?』と言った。私は『悪いけど、ふたりがクラッシュしてどちらも悪くないなんてことは受け入れられない。私の意見では、誰かに責任があるんだ』と答えたよ」

「ルイスは本当に腹を立てていた。ニコは『そうだね、君はイン側に向かって動いた。なぜスペースを残さなかったんだ?』と言った。ルイスは『僕はレースに勝ちたいのに、なぜそんなことをする必要があるんだ?』と言い返したんだ」

 この件を受けて、後にSky Sports F1は、批判を受けたハミルトンがチーム離脱の危機にあると報じていた。

 その後、ラウダとハミルトンは1対1での話し合いを行ったものの、彼とロズベルグの関係性が良くなることはなかったという。

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