そのチームメイトのブレンドン・ハートレーは、予選Q2でターボが故障。パワーユニットを交換したレースでは、オイルの一部がエキゾーストに入り、ストップした。
ルノーのニコ・ヒュルケンベルグもPUのトラブルでストレート脇にストップ。詳細は明らかにされていないが、マシンからジャンプして飛び降りたところをみると、MGU-HなどERS系になんらかの不具合が発生していた可能性が高い。
そんな中、ホンダは初日にストフェル・バンドーンのデータにちょっとした不具合が発見されただけで、大きなトラブルは起こさずに、週末を走りきった。
信頼面で問題を起こさなかっただけではない。パフォーマンス的にも素晴らしい走りを披露した。予選のQ1でアロンソが出した1分17秒710は、Q3の9番手を上回るタイム。もし、アロンソがQ3に進んでタイムアタックをしていれば、7番手か8番手も十分可能だった。そうなっていれば、レースではストロールの前、6位でフィニッシュしたかもしれない。
しかも、メキシコGPの予選とレースで使用されたエンジンは、金曜日の夜に交換されたもので、メキシコGPのフリー走行で使用された最新スペックの「3.8」は、温存されたまま。もちろん、そのスペック3.8は残り2戦に使用される。
戦前の予想を覆す走りを披露したメキシコGPでのマクラーレン・ホンダ。残り2戦は、戦前の予想を上回る走りを期待したい。
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■マクラーレン・ホンダ辛口コラム メキシコ編:ホンダの自信を奪ったマクラーレンが大きな代償を払う
