57周目にはハミルトンがフェルスタッペンの背後に迫り2台のバトルが始まる。59周目のターン1ではレイトブレーキでポジションを守ったフェルスタッペンだったが、続くターン4ではDRSを使われると為す術なく抜かれてしまった。
ハミルトンはこれで4番手に浮上し5秒前方の3番手ライコネンを追いかける。フェルスタッペンはリヤタイヤのタレが厳しくなり62周目にピットインし、リカルドの前で戻って順位は落とさなかったものの残り10周では上位を追い上げることは不可能となってしまった。
65周目、ハミルトンはライコネンの1秒以内に迫ってフェラーリとメルセデスAMGのトップ4台が5秒以内に密集するが、なかなか決定的なチャンスは訪れない。
そのままレースは71周目を迎え、順位が変わることなくチェッカードフラッグ。ベッテルがハンガリーGP以来の優勝を飾り、2位ボッタス、3位ライコネン、ハミルトンは表彰台に0.868秒届かず4位に終わった。5位フェルスタッペン、6位リカルドのレッドブル勢が続いた。
その後方でもマッサを先頭とする7位争いが激しさを増していたが、マッサが0.481秒差で7位を守ってフィニッシュ。ペレスは最後のメインストレートでアロンソに並びかけたが0.137秒届かず、アロンソが8位入賞を手にした。10位にはヒュルケンベルグが入り最後の1ポイントを獲得した。