しかし後方から追い上げるハミルトンとリカルドは次々と前走車をパスしていき、あっという間に入賞圏内に近付いてくる。ハミルトンは14周目にはターン1~3でサイドバイサイドの走りでペレスも抜いて7番手まで上がってきた。

 首位に立ったベッテルはじわじわとボッタスとの差を広げていき、3番手ライコネンは4タイヤのオーバーヒートによるムービングを訴えてボッタスからも離されていき、その後方4番手のフェルスタッペンはライコネンよりも速さがあるもののスタックしていると訴える。

 一方、5番手マッサは上位勢に着いていけず遅れを取り始めるが、6番手アロンソはマッサの1秒以内について猛追するもののストレートが遅いため抜くことができない。

 ハミルトンは20周目のターン1でアロンソ、21周目のターン4でマッサを抜いて5番手まで挽回、4番手フェルスタッペンとの差は10秒となり、ハミルトンはファステストラップを記録して猛追していく。

 一方で2番手ボッタスもピットストップを意識して「ベッテルとのギャップを縮めろ」と指示されるが、ベッテルも反応して両者のギャップは1.5~2秒で変わらない。

 27周目にボッタスがピットに飛び込んだのをきっかけに各車が続々とピットインしてソフトタイヤに交換。スタートから履くソフトタイヤが好調なハミルトンはステイアウトして暫定首位に浮上するが、翌周カバーしたベッテルはボッタスの直前でコースに戻り実質的な首位を守った。

 その後方でもライコネンがフェルスタッペンの前で戻ることに成功している。アロンソとマッサの位置関係は変わらず、フォース・インディアはペレスの戦略をプランBに変更し、この間のタイムロスは承知の上で35周目までステイアウトさせ、レース終盤に若いタイヤでアタックを試みる。

 ソフトタイヤで暫定首位を走り続けたハミルトンは43周目にピットインしスーパーソフトに交換してマッサの前5番手でコースに戻る。リカルドもピットインしスーパーソフトに換えて8番手アロンソの前で戦列に復帰し、47周目にはマッサを易々とパスして6番手に浮上した。

 これで順位は首位ベッテル。2.5秒後方に2番手ボッタス、4.8秒後方に3番手ライコネン、8.8秒後方に4番手フェルスタッペン、そしてスーパーソフトでハイペースで走行するハミルトンは16秒後方の5番手、6番手リカルドは40秒の遅れをとっている。
 7番手マッサと8番手アロンソは依然として2秒前後の差で争っている。その後方は9番手ペレス、10番手ヒュルケンベルグ、11番手サインツがやや離れて続く。

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