では、ホンダのPUがトロロッソと合体するのは、いつごろになるのだろうか。
「年内ぐらいにはわれわれのキーとなるギヤボックスのテストは HRD SakuraかHRD MKのいずれかのダイナモでやろうと思っています。エンジンとギヤボックスは今年の仕様です。今年、課題となっていた駆動系のねじり振動を確認するためです。われわれにとってはギヤボックスのマッチングはとても重要ですから」

 このねじり振動の確認は、今シーズン序盤にオシレーション(共振)に悩まされたホンダにとって、重要なテストである。エンジン、ギヤボックス、タイヤなど駆動系にはさまざまな振動がある。したがって、共振もまた必ず発生する。問題はその共振をどのように逃すか。通常はエンジンとギヤボックスの間にインプットシャフトを入れることで共振を逃す。

 今シーズンのホンダもマクラーレンのギヤボックスとの間にインプットシャフトを入れていたが、シーズン序盤のホンダのエンジンはある回転域で燃焼が不安定になる悪癖を抱えていたため、その瞬間に予期せぬ振動が発生し、共振を起こしていた。こうした反省も踏まえて、来季へ向けて、ホンダはこの共振の対策に力を入れている。

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