11番手のアロンソは10番手マッサに対して差を縮めてDRSが使える1秒以内に入る。しかし最高速が伸びないため決め手に欠きオーバーテイクを仕掛けるチャンスはなかなか訪れない。
11周目にはランス・ストロール、12周目にストフェル・バンドーン、そして14周目には6番手フェルスタッペンがピットインしてウルトラソフトからスーパーソフトに交換していく。
翌周には5番手ライコネンも反応してピットインし、フォース・インディア勢に引っかかったフェルスタッペンの前でコースに戻った。
16周目にはペレスがピットインし、翌17周目にはヒュルケンベルグがカバーに入り5秒ペナルティを消化してからタイヤ交換に入るが右リヤの交換に手間取って10.2秒。際どいところでペレスの前でコースに戻った。
19周目にダニエル・リカルドはフロントタイヤに異変を感じてピットイン。これで前を走っていたベッテルも20周目にピットインを済ませる。すると21周目にはリカルドがハイドロ系を失ってターン4イン側にストップしリタイア。
これを受けて21周目にボッタスとアロンソがピットインし、翌周マッサもピットイン。マッサはアロンソの直前でコースに戻ったが、アロンソは続くバックストレートでDRSを使いマッサを抜き去って結果的にアンダーカットを成功させたかたちになった。