更新日: 2016.03.11 11:14
ホンダ84周、フェラーリ&ベッテルが首位発進
メルセデス同様、信頼性を初日のテーマに掲げたレッドブルが87周を走って3番手。ルノー製パワーユニットにタグ・ホイヤーのバッヂネームをつけたRB12は午前中に小さな問題を抱えたが、その後は15周のロングランも実施、テストを担当したダニエル・リカルドも「ポジティブな第1印象だ」と笑顔で一日を終えている。
そのレッドブルに100分の5秒差で4番手につけたのがウイリアムズFW38をドライブしたバルテリ・ボッタスだ。彼らも2、3の問題を抱えたが、その後はシャシーに関する複数のテストを行うとともに、より多くの距離を走行することに集中。昨年まで低速域でのパフォーマンスに問題を抱えていたが、この日ステアリングを握ったボッタスは「第1印象はいいし、昨年までの問題をかなり改善したと思う」とコメントしている。5番手は開発ドライバーのアルフォンソ・セリスが初日のシェイクダウンを託されたフォース・インディアがつけた。
ミディアムタイヤのトップ4に対してソフトタイヤで1分26秒735を記録したマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが6番手。バトンのMP4-31は開始早々に小さな不具合に見舞われたが、その問題を解決すると午前だけで35周、午後は49周を重ねるなど各種のプログラムをこなしながらトータル84周をマーク。これは、昨年の第1回合同テスト(ヘレス:4.428km)の4日間でマクラーレン・ホンダが走った周回数(79周)を上回るものだった。(カタルニア・サーキットは4.655km)
暫定カラーの新車STR11を走らせたトロロッソのカルロス・サインツJr.はギヤボックストラブルで55周止まり。チームはギヤボックスのオイルシステムのデータに少し不具合の兆候がみられたため、予防措置として走行を取りやめたと説明している。
8番手は昨年型C34の改良版を走らせたザウバーのマーカス・エリクソン。ルーキーのパスカル・ウェーレインとともに新車を公開、シェイクダウンを兼ねて88周を重ねたマノー・メルセデスが9番手につけた。
注目のアメリカン新チーム、ハースはロマン・グロージャンがドライブを担当したが、朝のセッションでフロントウイングを失ってしまい、この日最も少ない31周に終わった。最下位はジョリオン・パーマーがドライブしたルノーとなっている。
明日、2日目のテストにはフェルナンド・アロンソが登場する。
【走行動画】フェラーリ、レッドブル、ウイリアムズ、マノー、ハース、ルノー
Now you see him…now you don’t ?
Day one of #F1Testing is over ?
Vettel was quickest in his @ScuderiaFerrari https://t.co/r2EwSv1U6m
— Formula 1 (@F1) 2016, 2月 22
It’s the sound we’ve all been waiting to hear ?#F1IsBack and the @WilliamsRacing FW38 means business… ? https://t.co/w03PxdqHbe
— Formula 1 (@F1) 2016, 2月 22
ICYMI: @PWehrlein rolls out of the garage in the 2016 @ManorRacing MRT05 on day one of #F1Testing https://t.co/KInfVYjBUd
— Formula 1 (@F1) 2016, 2月 22
A minor bit of Red Flag drama this morning…Grosjean lost the front wing of his Haas on the main straight #F1IsBack https://t.co/TVojVmeZA0
— Formula 1 (@F1) 2016, 2月 22
BACK ON (THE) TRACK@RenaultSportF1 are back, ladies and gentlemen…#F1IsBack #F1Testing https://t.co/1dvXthZxFK
— Formula 1 (@F1) 2016, 2月 22