ヘイキ・コバライネン(2008年~2009年の2シーズン)は、予選のタイム差をパーセンテージで表すと0.317%負けており、ハミルトンの歴代チームメイトの中で最も大差だった。しかし実のところ決勝では65.2%の敗北であり、わずかの差ながらロズベルグより敗北の度合いは少なかった。
ハミルトンのF1デビューイヤーである2007年にマクラーレンで組んだフェルナンド・アロンソが相手だと、他の4人とは様相が異なっている。
予選ではアロンソはほんのわずかな差とはいえ(0.014秒/0.016%)勝ち、決勝でも直接比較が可能な11戦についてみると、アロンソが6対5でハミルトンを上回った。
これらのデータは、2018年シーズンにボッタスが大きな課題を抱えていることを示しているともいえる。28歳のボッタスはメルセデスでの1年目よりも安定したパフォーマンスを発揮して、より多くの勝利を飾り、ハミルトンに追いつくことを狙っている。

ボッタスにとって2018年は、今後のキャリアを左右する重要なシーズンになるはずであり、大仕事を成し遂げる必要があるだろう。
