「あらゆることが押していたし、いかにも間に合わせのようなカラーリングにはしたくなかったので、クルマの正式発表は29日にバルセロナで行うことにした」と、トストは語っている。

「正式発表を遅らせたのは、テストまでの作業のスケジュールが極端にタイトになったからだ。それ以外の理由はない」
「今年の体制(フェラーリへのスイッチ)の決定が遅くなって、あらゆる面でやや出遅れた形になった。だが、チームのみんなが素晴らしい仕事をしてくれて、クルマはもうほとんど完成している。正確にスケジュールどおりに進行してきたから、バルセロナでの最初のテストについては何の心配もない」

 月曜日にコースを走るのは、カーボンファイバーの地がむき出しの黒いクルマになるのかという問いに、トストは「ブルーのクルマだ」と答え、さらに「黒いクルマは葬式に行くみたいで嫌だね。葬式には行きたくない」と冗談も付け加えた。

 トストは、厳しい条件の中で何とか作り上げたこの新車に満足しているという。「F1では誰も逃れられない問題が2つある。時間が足りないことと、金が足りないことだ」

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