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 モナコGPでレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、優勝がほぼ確実な状況だったにもかかわらず、ピットストップに入った際にタイヤが用意されていないというチームのミスで勝利を失った。チームはミスが起きた経緯を説明し、リカルドに謝罪したが、その言い訳は通らないと、英AUTOSPORTは批判している。

 かつてジョーダンやスチュワートでデザイナーを務め、現在英AUTOSPORTのテクニカルエキスパートを務めるゲイリー・アンダーソンが、レッドブルの失態についての見解を示した。

 ウエットスタートのレースで、ポールシッターのリカルドは後にインターミディエイトに交換。2位で追っていたルイス・ハミルトンはウエットのまま走り続けてレースをリードしたが、リカルドはインターミディエイトでギャップを縮めていった。

 31周目にハミルトンがウルトラソフトに交換、32周目にリカルドもドライタイヤに換えるためにピットイン、トップの位置で戻れるものとみられたが、タイヤが用意されておらず、時間を失い、ハミルトンのすぐ後ろの位置でコースに復帰することになった。

 オーバーテイクが難しいモナコでリカルドは首位を取り戻すことができず、そのまま2位でフィニッシュした。

 チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、モナコではピットウォールが2階にあることで、1階のガレージの様子が把握しづらく、意思の疎通がうまくいかなかったとして、最初はソフトタイヤが用意されておりそれをスーパーソフトに変更したが間に合わなかったと説明した。

 しかしゲイリー・アンダーソンは、この説明は受け入れ難いと語っている。

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