しかしながらマルコは、全長約6kmに及ぶ市街地コースで、レッドブルが「メルセデスに迫り、フェラーリと同レベル」で走ることを願っている。また、カナダGPでは「タイヤが正しく機能する温度域に上げられなかった」と、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの両者が、ともに気温の低さに苦しめられたことを嘆いた。
■チームオーダーとバーチャル・セーフティカーのタイミング
フェルスタッペンを抜こうとしたタイミングでバーチャル・セーフティカーが発動となったことで、リカルドのレースは「台無し」になったとマルコは振り返っている。リカルドのペースがフェルスタッペンを上回っていたことから、チームはレース序盤にチームオーダーを出しており、フェルスタッペンはチームメイトを阻まないよう指示されていた。そのタイミングではポジションの変更はなかったものの、バーチャル・セーフティカー後にフェルスタッペンが道を譲ったため、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、レース内容に「問題はなかった」としている。
マルコは、4位でレースを終えたフェルスタッペンを「ロズベルグに対してのディフェンスは、まさにレースのハイライトだった。あれ以上の走りは不可能だっただろう」と賞賛。一方のリカルドはタイヤのダメージなどにより、7位に沈んだ。
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