メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ヨーロッパGPの予選でダメージを負ったスーパーソフトタイヤの代わりに、同等の距離を走った、同コンパウンドのタイヤを決勝で使用できることになった。

 ハミルトンは、Q2セッションでのアタックラップで、度重なるヘビーブレーキングによりタイヤにフラットスポットをつくり、すべてのスーパーソフトタイヤがダメージを負った状態となった。

 スポーティングレギュレーション34.4条には、Q2セッションでベストタイムを記録したタイヤで決勝をスタートしなくてはいけないと記されているが、Q2でダメージを負ったタイヤに関しては、FIAの技術調査員が変更可能かどうか、しかるべき判断を下すものとしている。

 そして調査の結果、ピレリがハミルトンに「新たなタイヤ」を支給することを許可。現在ピレリとメルセデスは、実際にハミルトンがQ2で走行した距離に限りなく近いタイヤの準備を早急に進めている。

 予選が行われた土曜日、メルセデスのモータースポーツのボス、トト・ウォルフは、次のように語っていた。

「タイヤにはフラットスポットが発生している。レギュレーション上では安全上の問題があればタイヤは交換できるとある。おそらく、そうなるだろう」

「ルイスにとっては不運な一日だった。このような市街地コースでリズムをつかめないとミスを犯してしまうものだ。彼はセクター1で素晴らしい速さを見せていたが、すべてのセクターで同じようにはいかなかった」

 ハミルトンはライバルたちとのギャップを考慮し、プッシュすべきでなかったのではないかという問いには「それは彼のやりかたではない」とウォルフは否定した。

「自分のクルマがベンチマークとなり、かつチームメイトがライバルであれば、守りの走りをするのは難しいだろう。それに、ここでクルマの正しいバランスを見つけるのは簡単なことではないんだ」

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